アメリカ中西部および大西洋沿岸地域では、2025年1月6日朝、大雪と暴風に見舞われました。この影響で、首都ワシントンの連邦政府機関や公立学校が閉鎖されるなど、市民生活に大きな影響が出ています。
各地で非常事態宣言、30万人以上が停電
カンザス州、ケンタッキー州、アーカンソー州、ウェストバージニア州を含む複数の州では、知事が非常事態宣言を発令。停電情報サイト「PowerOutage.us」によると、6日にはアメリカ中部と南部で33万以上の世帯と企業が停電に見舞われました。 気象予報士の山田太郎氏(仮名)は、「今回の吹雪は広範囲にわたり、特にカンザス州やミズーリ州では記録的な降雪量となっている。今後も警戒が必要だ」と述べています。
ケンタッキー州ルイスビルの様子
カンザスシティで30年ぶりの大雪、ミズーリ州では交通事故多発
米国立気象局(NWS)によると、カンザスシティーの空港では積雪が約28センチメートルに達し、過去30年以上で最大を記録しました。ミズーリ州では5日、356件の交通事故が発生し、1人が死亡したと州警察が発表しています。 これらの地域では、交通機関の麻痺やインフラへの影響も懸念されています。料理研究家の佐藤花子氏(仮名)は、「このような悪天候の際は、自宅で安全に過ごせるよう、事前に食料や日用品を備蓄しておくことが大切です」とアドバイスしています。
空の便にも影響、1600便以上が欠航
航空便の欠航も相次いでいます。航空便追跡サービスサイト「FlightAware.com」によると、東部標準時午前11時時点で、アメリカ発着の1600便以上が欠航となりました。ワシントンのレーガン・ナショナル空港、ボルチモア・ワシントン国際空港、ダレス空港は営業しているものの、遅延や欠航が発生しています。 旅行者の多くが足止めを食らうなど、影響は広範囲に及んでいます。
今後の見通し
今回の大雪と暴風は、今後数日間続く見込みです。気象当局は、不要不急の外出を控え、最新の気象情報に注意するよう呼びかけています。 引き続き、被害状況の把握と復旧作業が急がれます。
この大雪と暴風の影響で、人々の生活は大きな混乱に陥っています。一日も早い復旧と、影響を受けた方々への支援が求められています。