日本列島に強烈な寒波が到来！「えべっさん寒波」と呼ばれるこの寒波、各地で大雪の予報が出ています。今回は、この寒波の影響と対策について詳しく解説します。
寒波の影響範囲と降雪量
気象庁によると、8日から10日にかけて、北日本の上空約5500メートルには氷点下40度以下、東日本の上空約5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。この影響で、北日本と西日本では10日頃にかけて大雪となる恐れがあります。
各地の予想降雪量
7日から9日にかけての24時間予想降雪量は、東北、北陸、東海で最大70センチ、中国地方で最大50センチ、四国で最大30センチ、九州北部で最大30センチと発表されています。特に山間部ではさらに積雪が増える可能性があります。
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気象予報士の佐藤弘明氏（仮名）は、「今回の寒波は広範囲に影響を及ぼすため、早めの対策が必要です。特に、普段雪に慣れていない地域では、交通機関の麻痺や停電などの可能性も考慮に入れておくべきでしょう」と警鐘を鳴らしています。
四国地方の積雪と対策
四国地方でも、山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がある見込みです。7日から8日にかけての24時間予想降雪量は、山地で最大30センチとなっています。路面の凍結による交通障害に注意が必要です。
積雪対策のポイント
路面の凍結によるスリップ事故を防ぐため、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの準備をしましょう。また、水道管の凍結を防ぐため、保温材を巻くなどの対策も有効です。
えべっさん寒波と西宮神社の福男選び
「えべっさん寒波」と呼ばれるように、この寒波は1月10日の「十日戎」の時期に重なります。兵庫県西宮市の西宮神社では、毎年1月10日の朝に「開門神事・福男選び」が行われますが、今年は氷点下の極寒の中で行われる可能性があります。参加者は防寒対策を万全にする必要があります。
福男選びに参加する際の注意点
厚着をすることはもちろん、帽子、手袋、マフラーなどでしっかりと防寒しましょう。カイロなども活用すると良いでしょう。また、路面が凍結している可能性もあるため、滑りにくい靴を履くことも重要です。
寒波への備えと心構え
今回の寒波は広範囲に影響を及ぼすことが予想されます。不要不急の外出は控え、最新の気象情報を確認するようにしましょう。
備えておくべき物資
食料品、飲料水、懐中電灯、電池、携帯ラジオ、常備薬などは事前に準備しておきましょう。停電に備えて、モバイルバッテリーなども用意しておくと安心です。
食生活アドバイザーの田中美穂氏（仮名）は、「寒波の時期は、温かい食事を摂ることで、体を内側から温めることが大切です。鍋料理やスープなど、野菜をたっぷり使った料理がおすすめです」とアドバイスしています。
まとめ
「えべっさん寒波」は、全国的に大雪や厳しい冷え込みをもたらす可能性があります。早めの対策を講じ、安全に過ごしましょう。
