皇室のお二人の内親王、愛子さまと佳子さま。それぞれが新たな役割を担い、国際親善や社会貢献に尽力されています。この記事では、愛子さまの初の外国公式訪問の可能性と、佳子さまのデフリンピックへの熱意について深く掘り下げていきます。
愛子さま、初の外国公式訪問はブラジルか欧州へ?
昨年、ケニア大統領夫妻との宮中午餐で華々しい国際親善デビューを飾られた愛子さま。初の外国公式訪問先がどこになるのか、国民の関心は高まっています。
皇室関連番組の制作に携わる放送作家のつげのり子さん(仮名)は、「3月に国賓として来日予定のブラジル大統領との会談を機に、愛子さまがブラジルを訪問される可能性が高い」と予測しています。ブラジルは世界で最も日系人の多い国であり、皇室との友好関係も深く、天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんも初めて公式訪問された国です。愛子さまの訪問が実現すれば、両国の友好関係がさらに深まることが期待されます。
2024年2月、ケニアのルト大統領夫妻との昼食会に臨まれた愛子さま
また、宮内庁関係者によると、欧州各国からも皇室への招待が多数届いており、愛子さまが早ければ秋にも欧州8カ国(英国、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スペイン、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)の一部を歴訪される案が検討されているとのこと。つげさんは「欧州各国の王室には愛子さまと同世代のプリンセスが多く、交流を深めることで各王室との関係強化につながる」と期待を寄せています。
国際親善における愛子さまの役割
愛子さまの国際親善への貢献は、皇室外交の新たな時代を切り開くものとなるでしょう。若々しい感性と知性で、国際社会との架け橋としての役割を果たされることが期待されます。
佳子さま、デフリンピックへの情熱と手話普及への貢献
佳子さまは、2025年11月に日本で初開催される「東京2025デフリンピック」に情熱を注いでいます。デフリンピックは聴覚に障害のあるアスリートのための国際スポーツ大会で、1924年にフランスで始まり、今年で100周年を迎えます。
佳子さまは2021年5月から全日本ろうあ連盟の非常勤嘱託職員として勤務されており、手話普及にも尽力されています。宮内庁関係者によると、佳子さまの手話は非常に高い水準にあり、ろうあ連盟も佳子さまの貢献に大きな期待を寄せているとのこと。
デフリンピック認知度向上への取り組み
日本ではパラリンピックに比べてデフリンピックの認知度が低いという課題があります。佳子さまは昨年出席された様々な行事でデフリンピック開催について言及し、認知度向上に努めてきました。秋の開催に向けて、佳子さまの活動がデフリンピックへの関心を高める力となることが期待されています。
2024年8月、「第41回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」で、手話を用いて挨拶される佳子さま
佳子さまのデフリンピックへの貢献は、聴覚障害者への理解促進と社会参加の促進につながる重要な役割を担っています。
それぞれの立場で国際親善や社会貢献に尽力される愛子さまと佳子さま。皇室の未来を担うお二人の活躍に、今後も注目が集まります。