芸能界を揺るがした中居正広氏のスキャンダル。9000万円の女性トラブル報道を受け、テレビ番組の放送中止や収録見合わせが相次ぎ、お茶の間から姿を消した国民的スターの不在は、テレビ業界に大きな波紋を広げています。今回は、この騒動がテレビ局の番組編成にどのような影響を与えているのか、その舞台裏に迫ります。
中居氏不在の影響：各局の対応と苦悩
日本テレビ：「仰天ニュース」の異例編集
中居氏のレギュラー番組「ザ！世界仰天ニュース」では、スキャンダル発覚後、４時間SPで中居氏の出演シーンをオールカットするという異例の編集が行われました。MCの不在をVTRで補完する構成は、視聴者に違和感を残したものの、番組を成立させた編集力に、あるキー局プロデューサーは「さすが日テレ」と感嘆の声を漏らしています。
中居正広氏の出演シーンがカットされた「ザ！世界仰天ニュース」
TBS：番組改編を前倒し？
TBSでは、中居氏のスキャンダル発覚の約2週間前から、保留されていた企画が次々と復活し、放送枠が埋められているという情報が。ある制作会社のAPによると、年末年始用の企画が急遽3月に放送されることが決定したとのこと。これは、「金スマ」の放送休止に伴う穴埋め策であり、春の番組改編を前倒ししている可能性が浮上しています。
スキャンダルの震源地：フジテレビとA氏
テレビ業界の悪しき習慣？
中居氏と被害女性をマッチングさせたとされるフジテレビ編成幹部A氏。業界では有名人だったA氏の行動は、スキャンダル発覚後も様々な憶測を呼んでいます。ある放送作家は、A氏が関係者との会食などに変わらず出席しているのを目撃したと証言。女子アナや女性社員がVIPの接待に呼ばれることは「よくあること」としながらも、今回の騒動はテレビ業界の悪しき習慣が表面化しただけだと指摘しています。
A氏の評判と疑惑
A氏を知るフジテレビ社員によると、A氏はタレントファーストの姿勢で知られ、大手芸能事務所との交渉でも事務所側に有利なように動いていたという証言も。また、一部ではキス写真やベッド写真の流出も噂されているなど、A氏にまつわる疑惑は尽きません。
テレビ業界の勢力図に変化？
中居氏のスキャンダルは、テレビ業界全体を巻き込む大きな騒動へと発展しました。中居氏との関係によって出世した局員や潤っていた制作会社は、今後の動向に不安を抱えているとされています。この騒動をきっかけに、テレビ業界の勢力図が大きく塗り替えられる可能性も否定できません。今後の展開に注目が集まっています。
