フジテレビ遠藤副会長、「一晩」発言で物議女性アナウンサー会食問題で釈明も…

フジテレビをめぐる一連の騒動の中、日本民間放送連盟会長でありフジテレビ取締役副会長でもある遠藤龍之介氏が1月23日に記者会見を行いました。その中で、取引先との会食に女性アナウンサーが同席することについて釈明を試みるも、「一晩」発言が波紋を呼んでいます。

取引先との会食における女性アナウンサーの役割とは？

遠藤氏は、フジテレビの信頼回復への取り組みを強調しつつ、問題となっている会食は性接待とは異なるものだと主張しました。自身も過去に同様の会食を経験したことがあると明かし、女性アナウンサーや女性社員の同席は会社にとっての利益のためかどうか問われると、「その席に連れて行った人が責任を持つべき」と回答。続けて、「彼女が、普通の楽しい感情でその席を一晩…」と言い、すぐに「あの、夕食を過ごせるようにということを責任持たなきゃいけないと思います」と言い直しました。

フジテレビ遠藤副会長の記者会見の様子

この発言に対し、SNS上では「一晩って…」「飲み会に『一晩』という言葉を使うのは不自然」といった批判的な声が多数上がっています。一方で、「言い間違いだろう」「悪意はないのでは」と擁護する意見もみられます。

「一晩」発言の真意は？業界関係者の見解

著名なメディアコンサルタントであるA氏（仮名）は、「遠藤氏の『一晩』発言は、単なる言い間違いではなく、無意識に会食の真の目的を表現してしまった可能性がある」と指摘します。「取引先との関係構築のためには、単なる夕食以上の接待が必要とされるケースもある。遠藤氏の発言は、そうした業界の暗黙の了解を反映しているのではないか」と分析しています。

フジテレビの企業体質に疑問の声も

今回の騒動は、週刊文春の報道で明らかになった、フジテレビにおける「女性アナ接待」の常態化疑惑と関連づけて報じられています。元フジテレビ社員のB氏（仮名）は、「女性アナウンサーは、会社の顔として接待に駆り出されることが多かった」と証言。こうした企業体質が、今回の遠藤氏の発言にも影響を与えている可能性は否定できません。