止まらぬ「オール沖縄」の退潮 沖縄市長選で自公推薦の花城氏当選確実「沖縄市を守れた」


【写真】沖縄の成人式で走行する改造バイク。ごく少数ながら〝やんちゃ〟な若者は今も健在のようだ

沖縄県内では19日に投開票された宮古島市長選で、前副市長の新人候補が県内11市で唯一のオール沖縄系の市長だった現職を破って初当選。オール沖縄系の市長がついにゼロとなっていた。

昨年6月の沖縄県議選では、辺野古移設に反対するオール沖縄勢力が大幅に議席を減らす一方、対抗する保守系勢力が16年ぶりに過半数を奪還しており、玉城知事の支持基盤が揺らいでいる。市長選でも連敗が続いており、オール沖縄の退潮傾向が加速している。

午後10時50分すぎ、支持者らが集まる選挙事務所に当選確実の一報が届くと拍手がわき上がり、桑江市政の継承を訴えた花城氏は「人生でこんなにうれしい瞬間はない。桑江市長の仕事を評価している人が多かった。沖縄市を守ることができた」と述べた。

花城氏は選挙戦で物価高対策や子供の貧困対策の強化などを訴え、支持を広げた。仲村氏は中学校の給食費無償化や、沖縄戦を学ぶ平和体験学習の推進、日米地位協定の改定などを訴えていた。(大竹直樹)



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