巨大な穴40mに拡大… 住民不安「どこまで広がる?」 専門家、要因は「軟弱な地盤」


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■夜通し作業…救助活動のためスロープ工事

 生存率が著しく低下すると言われる72時間が迫っていますが、救助は難航しています。

 30日午前2時半すぎ、新たな崩落が発生。現場周辺の危険は高まっています。

八潮消防署 佐藤徹司署長
「現在の状況は、本日(30日)午前2時37分に2つの陥没穴の間にあった道路が崩壊するなど、極めて危険性が高い状態。穴の中でも水が出ており、崩落が継続しています」

 穴の中に大量の水が流れ込めば新たな崩落の危険性が高まります。

 30日午後5時半すぎには、交差点の一部が崩れました。

 崩落が起きる可能性があるなかでの救助活動。

佐藤署長
「これまではしご車のバスケットを用いて直接的に接触を試みましたけれども、だんだん深さが増してまいりまして困難となってきました。安全な場所から重機を使用してスロープをつくり、完成後、重機を投入する方針で進めていくことになりました」

 消防などによると、穴に向かって石灰やセメントで地盤を強化しながら長さ30メートル、幅4メートルの緩やかな坂をつくり、そこに重機を入れ救助活動を行うということです。

 夜を徹して作業は続けられましたが、完成までは2〜3日かかる見通しです。

 28日午前10時ごろに起こった道路の陥没。翌日の未明には、トラックの引き上げ作業中に新たな陥没が発生。

 1つ目の穴に比べ、2倍ほどの大きさとなった穴。この日の午前8時ごろには、穴の端が崩れ、その2分後にも別の場所が崩れ落ちます。

 2つ目の穴はどんどん大きくなり、午後3時ごろには1つ目の穴の4倍ほどの大きさになっていました。

 そして事故発生から3日目の30日…。2つの穴の間が崩落し、直径40メートルの巨大な1つの穴になり、その後も崩落は続きます。



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