氷川きよし、25周年!紅白復帰で見せた「演歌の魂」と未来への決意

氷川きよしさんがデビュー25周年を迎えました。昨年活動を再開し、紅白歌合戦にも復帰。今回は、その道のりと紅白で見せた「演歌への原点回帰」について、そしてこれからの氷川きよしさんの展望を紐解いていきます。

デビュー25周年!紅白で見せた新たな決意

2025年2月2日、氷川きよしさんは歌手デビュー25周年を迎えました。約1年8ヶ月にわたる活動休止を経て、昨年8月にコンサートで活動を再開。大晦日の紅白歌合戦にも2年ぶりに復帰を果たしました。前回はヘヴィメタル調の「限界突破×サバイバー」を披露しましたが、今回は代表曲の一つである正統派演歌「白雲の城」を熱唱。その歌声は、多くのファンに感動を与えました。

氷川きよし紅白歌合戦氷川きよし紅白歌合戦

紅白で「白雲の城」を選曲した理由について、氷川さんはメッセージで「活動休止中、自分にとって演歌、そして氷川きよしという存在がかけがえのない大切なものだと気づいた」と語っています。休止期間中に自分自身と向き合い、ファンからの声援を受けて、改めて“氷川きよし”として生きていく決意を固めたことが伺えます。

演歌への回帰、そして未来へ

2000年、当時22歳だった氷川さんは「箱根八里の半次郎」でデビュー。股旅物という、当時では時代遅れとされていたジャンルで鮮烈なデビューを飾りました。氷川さん自身も股旅という言葉に馴染みがなかったそうですが、長良プロダクションの創業者・長良じゅん氏は、氷川さんが股旅物を歌う時に最も良い声が出ると見抜き、デビュー曲に決定したそうです。

氷川きよし始球式氷川きよし始球式

結果は大ヒット。曲中のフレーズ「ヤだねったら、ヤだね」は流行語にもなり、新世代の演歌歌手として一躍スターダムにのし上がりました。演歌界に新風を吹き込んだ氷川さんの活躍は、多くの人の記憶に残っていることでしょう。例えば、演歌評論家の山田太郎氏(仮名)は、「氷川さんの登場は、演歌界に大きなインパクトを与えた。若い世代にも演歌の魅力を伝え、その後の演歌界の活性化に大きく貢献したと言えるでしょう」と語っています。

25周年を迎えた今、原点である演歌への回帰を示唆した氷川きよしさん。その決意とこれからの活動に、大きな期待が寄せられています。新たなステージでどのような歌声を届けてくれるのか、今後の活躍から目が離せません。