日本との外交関係樹立130周年を迎えたブラジルへの公式訪問を終え、6月17日に帰国された佳子さま。約2週間にわたるご訪問は大きな注目を集め、ご公務での活躍に加えファッションやメイクも話題に。ブラジル各地を巡り、日系社会との交流やルーラ大統領表敬などを通じ、両国の友好親善に貢献されました。
ブラジルでの公務と「佳子さま売れ」
6月4日に出発し、約2週間の滞在中、佳子さまはブラジル国内8都市を訪問。現地の多くの日系人との交流や日本語学校視察、各地での歓迎行事などにご参加されました。首都ブラジリアでは今年3月に国賓として来日したルーラ大統領を表敬訪問し、日本とブラジルの架け橋としての役割を果たされました。40以上の記念式典に出席されるなど、精力的に公務を遂行されました。近年注目される「佳子さま売れ」は今回も健在。お召しになったワンピースが話題となり、再販が決定するなど、その影響力を見せました。
2025年6月4日、ブラジルへ出発される佳子さま
慰霊の場でのメイクへの指摘
特に注目が集まったのが、ブラジル初日の6月5日午後(現地時間)にサンパウロのイビラプエラ公園内にある開拓先没者慰霊碑をご訪問された際のメイクです。黒いワンピースに白いジャケット、黒い帽子という装いで慰霊碑に深く一礼し、花を供えられた際、普段よりもファンデーションやチーク、口紅がしっかりと施されているように見えたと報じられました。このメイクに対し、X(旧ツイッター)上では一部から「慰霊の場にそぐわない」「厚塗りに見える」といった指摘があがりました。「プライベートなら良いが、公務ならナチュラルメイクが良いのでは」との意見も見られました。
ヘアメイク専門家が分析
このメイクについて、人気ヘアメイクアーティストの川村友子氏に専門家の視点から伺いました。川村氏は写真だけでは断定できないとしつつも、気候や国の雰囲気に合わせ「意図的に印象を強くした可能性」を指摘。「厚塗り=常識がない」のではなく、メリハリをつけたのではと分析しました。アイメイクやチークの入れ方から「どこか海外の方のメイクのような雰囲気でした」とも述べました。佳子さまがシチュエーションに応じてメイクを変えている可能性に触れ、「ボブスタイルに帽子の組み合わせで甘くなりすぎないよう、メイクでキリっとバランスを取っているように見えます」と解説。今回のメイクを「70点」と評価し、「今までの柔らかいナチュラルコンサバティブメイクを見慣れている人たちには違和感が感じられたのかもしれません」と締めくくりました。
今回のブラジル訪問は、外交的成功に加え、佳子さまへの関心の高さを改めて示す機会となりました。公務に臨む真摯な姿勢に加え、ファッション、そしてメイクに至るまで国内外から高い注目が寄せられており、まもなく30歳を迎えられる佳子さまの今後のご活躍にますます目が離せません。