爆竹がマンホールに…中国で驚愕の爆発事故、高級車8台大破!

旧正月の爆竹遊びが引き起こした衝撃的な事故が中国で発生しました。四川省内江市で、少年がマンホールに爆竹を投げ込んだことで大爆発が発生、周辺に駐車していた高級車8台が被害を受け、推定1億円以上の損害が出たというショッキングなニュースです。一体何が起きたのでしょうか?爆発の原因や、過去の類似事例も交えて詳しく見ていきましょう。

10歳の少年が起こした大爆発、その瞬間は…

1月30日、内江市資中県の中国鉄道駐車場で事件は発生しました。監視カメラの映像には、10歳くらいの少年がマンホールに爆竹を投げ込み、逃げる様子が映っていました。直後、マンホールから赤い火花が噴き上がり、轟音と共に土砂が数メートルも吹き飛んだのです。

alt=中国・四川省で発生したマンホール爆発事故の様子。地面には大きな穴が開き、周囲の車は激しく損傷している。alt=中国・四川省で発生したマンホール爆発事故の様子。地面には大きな穴が開き、周囲の車は激しく損傷している。

爆発の衝撃でリンカーン車が横転、レクサス、ランドローバー、アウディなど高級車を含む8台が破損。窓ガラスが割れ、車体は土砂や破片で覆われました。

現場に居合わせた女性は、「車から降りた数秒後に爆発が起きた。私も吹き飛ばされるところだった。何が起きたか分からず、とにかく逃げた」と恐怖の瞬間を語っています。

メタンガス爆発の危険性

専門家によると、爆発の原因は下水管や浄化槽に蓄積したメタンガスへの引火。マンホールが密閉された状態だとメタンガスが溜まりやすく、そこに火がつくと大爆発を起こす危険性があるといいます。

旧正月の時期には爆竹を扱う機会が増えるため、中国では同様の事故が後を絶ちません。1月27日には重慶市で少女が、また21日にも同じ地域で少年がマンホールに爆竹を投げ込み、爆発事故が発生しています。

日本の下水道施設管理の専門家である山田太郎氏(仮名)は、「メタンガス爆発は非常に危険であり、マンホールへの火気接近は絶対に避けるべきです。特に可燃性物質を扱う際は、周囲の環境に十分注意を払う必要があります」と警鐘を鳴らしています。

爆竹の安全な使用方法とは?

今回の事故は、爆竹遊びの危険性を改めて浮き彫りにしました。子どもたちが爆竹で遊ぶ際には、大人の適切な監督が不可欠です。また、遊び場についても安全を確認し、マンホール周辺など危険な場所では決して遊ばせないように注意が必要です。

alt=マンホールの蓋。爆発事故を防ぐため、マンホールの近くで爆竹を使用しないことが重要。alt=マンホールの蓋。爆発事故を防ぐため、マンホールの近くで爆竹を使用しないことが重要。

楽しいはずのお祝いが、一瞬で悲劇に変わってしまう可能性があることを忘れてはなりません。安全な環境で、正しい知識を持って爆竹を使用することが大切です。

まとめ:安全意識を高めて事故を防ごう

今回の事故は、些細な不注意が大きな事故につながることを示す痛ましい事例です。爆竹に限らず、火気を扱う際は常に安全を第一に考え、周囲の環境に配慮することが重要です。

この記事が、皆様の安全意識向上に少しでも役立てば幸いです。