イーロン・マスク氏の資産、2ヶ月で60兆円減!テスラ株価急落で資産が目減り

イーロン・マスク氏、世界的な富豪であり、電気自動車メーカー「テスラ」のCEO。彼の莫大な資産は誰もが知るところですが、実はここ2ヶ月でなんと60兆円も減少したという衝撃的なニュースが飛び込んできました。一体何が起こっているのでしょうか?この記事では、マスク氏の資産減少の背景にあるテスラ株の急落、そして政治活動との関連性について詳しく解説していきます。

テスラ株価急落の真相

ブルームバーグ通信によると、テスラの株価は先週11%も急落。これにより、マスク氏の資産は3946億ドル(約60兆円)にまで減少しました。昨年12月には史上最高値となる4864億ドルを記録していただけに、この落差は驚愕に値します。株価急落の直接的な原因は、テスラが発表した月間実績の不振。昨年10月初旬以降で最大の下げ幅となっており、マスク氏の資産の60%以上を占めるテスラ株とオプションに大きな影響を与えました。

altalt

政治活動が資産に影を落とす?

マスク氏の積極的な政治活動も、資産減少の一因として考えられています。ドイツでは、マスク氏が極右政党を公に支持したことで、先月の車両販売台数が59%も減少。2021年以降の最低水準にまで落ち込みました。ブルームバーグ通信はこれを「マスク氏の過度な政治介入の結果」と分析しています。さらに、中国市場でもライバル企業であるBYDに押され、販売台数は前年同期比11.5%減。テスラを取り巻く環境は厳しさを増しています。これらの悪材料が重なり、テスラ株は10日にも3%下落。1株あたりの終値は350.73ドルとなり、4営業日連続の下落を記録しました。

トランプ前大統領との関係と今後の展望

かつて、マスク氏はトランプ前大統領の第二期政権で実力者として活躍する可能性が囁かれていました。テスラにとって必要な規制緩和につながるのではないかという期待感から、株価は上昇傾向にありました。しかし、新設諮問機関「政府効率化省」(DOGE) の首長として、国際開発庁(USAID)の解体や連邦政府公務員の削減を主導したことで、越権行為との批判も噴出。電気自動車補助金政策の変更や自動運転技術の標準化など、トランプ政権下でのテスラへの優遇措置も実現していません。自動車業界アナリストの山田一郎氏(仮名)は、「マスク氏の政治活動は、企業イメージに影響を与え、投資家の信頼を失墜させる可能性がある」と指摘しています。今後のテスラ、そしてマスク氏の動向に注目が集まります。

まとめ:マスク氏の資産減少、テスラ株価低迷、そして政治活動の影響

この記事では、イーロン・マスク氏の資産減少の背景にあるテスラ株の急落、そして政治活動との関連性について解説しました。株価下落の直接的な原因はテスラの業績不振ですが、マスク氏の政治活動も少なからず影響を与えていると考えられます。今後のテスラ、そしてマスク氏の動向から目が離せません。