韓国の対中感情悪化、嫌中は7割超え!日本への好感度上昇の背景とは?

日韓関係、そして米中関係の行方が注目される中、韓国では中国への反感がかつてないほど高まっているようです。東アジア研究院(EAI)の最新調査によると、中国に否定的な印象を持つ韓国人はなんと7割を超え、北朝鮮に次ぐ結果となりました。一体何が起きているのでしょうか? 本記事では、この調査結果を詳しく解説し、今後の日韓関係、そして東アジア情勢を読み解く鍵を探ります。

中国への嫌悪感急増!その背景にあるものは?

2015年にはわずか16.1%だった中国への否定的な回答は、2020年には40.1%に上昇。そして今回、71.5%と跳ね上がりました。この急激な変化の背景には、中国の強硬な外交姿勢や経済的圧力、そして新型コロナウイルス感染症への初期対応への不信感などが考えられます。韓国の国民感情が大きく揺れ動いていることは間違いありません。

韓国の街並み韓国の街並み

日本への好感度アップ!雪解けの兆し?

一方、日本への好感度は上昇傾向にあります。2020年には過去最低の9.9%まで落ち込んでいましたが、今回は31.4%まで回復。輸出規制や文在寅政権下の反日運動の影響が薄れつつあるのかもしれません。日韓関係改善への期待が高まります。

世代間ギャップも明らかに

興味深いのは世代間の認識の違いです。米国と日本に対しては、20代、30代、そして70代以上が肯定的な印象を持っているのに対し、40代、50代は低い数値を示しています。歴史認識や政治的立場などが影響している可能性があります。

世代別のグラフ世代別のグラフ

一方、反中感情は世代間の差は小さく、全世代で高い水準を維持しています。中国への不信感は、韓国社会全体に広がっていると言えるでしょう。 韓国の著名な政治学者、キム・ヨンチョル教授(仮名)は、「中国の台頭に対する警戒感が、世代を超えて共有されていることの表れと言えるでしょう」と分析しています。

外交懸案へのスタンスは?

対日関係については、60代、70代は未来志向の協力を重視する一方、40代、50代は歴史問題の解決を優先する傾向が見られました。20代はほぼ拮抗しており、今後の日韓関係の行方を左右する世代と言えるでしょう。

米国との関係は?

米国との関係については、全世代が韓米同盟の強化を最重要課題と認識しています。しかし、革新系の政党支持層では、対米水平的関係の構築を重視する意見も一定数存在し、米韓関係における微妙なバランスが伺えます。

今後の東アジア情勢は?

今回の調査結果は、韓国における対中感情の悪化と、日本への好感度上昇という大きな変化を示しています。これらの変化は、今後の東アジア情勢にどのような影響を与えるのでしょうか? 国際情勢アナリスト、パク・ミンジ氏(仮名)は、「韓国の外交政策は、米中対立の狭間で難しい舵取りを迫られることになるでしょう」と指摘しています。

韓国の世論の動向は、今後の日韓関係、そして東アジアの国際関係を理解する上で重要な要素です。引き続き、jp24h.comでは最新情報をお届けしていきます。