東大英語授業のリアル:ドラゴン桜2から学ぶ、真の英語力とは?

東大合格を目指す受験生にとって、英語学習は避けて通れない道。しかし、合格の先にある東大の英語授業は、受験英語とは全く異なる世界が広がっています。本記事では、現役東大生が人気漫画『ドラゴン桜2』を題材に、東大のユニークな英語授業の実態を紐解き、真の英語力について考察します。

受験英語とのギャップ:多様な視点と深い考察を重視

『ドラゴン桜2』でも描かれているように、高校までの英語学習は、どうしても受験対策に偏りがちです。しかし、東大の英語授業は、単なる文法や単語の知識ではなく、多様な視点と深い考察を重視しています。

多元化する世界を読み解く「英語一列」

「英語一列」では、多様なテーマの英文を読み解き、議論を深めます。バンクーバーのネズミ駆除からナイジェリアの映画産業まで、幅広いテーマに触れることで、グローバルな視野を広げることができます。特筆すべきは、正解が一つではないという点。先生も学生と共に解釈を検討する姿勢は、受験英語とは一線を画すものです。

alt=東大生が英語のテキストを真剣に読む様子alt=東大生が英語のテキストを真剣に読む様子

実践的なスピーキング力養成「FLOW」

「FLOW」では、レベル別の少人数クラスで、ネイティブ講師とディベートやディスカッションを行います。実践的な英語でのコミュニケーション能力を養成することに重点が置かれています。

英語で学び、発信する力を鍛える

東大の英語授業は、単に英語を学ぶのではなく、英語で学び、発信する力を養うことを目指しています。

英語論文執筆に挑戦「ALESS/ALESA」

「ALESS/ALESA」では、文系・理系に分かれて、ネイティブ講師の指導のもと、英語論文の執筆に挑戦します。論文執筆の基礎から、英語特有の表現、注釈、出典の書き方まで、丁寧に指導を受けることができます。約2500語の論文執筆は、大変な課題ですが、大きな成長につながる貴重な経験となります。論文が教員の論文に引用されることもあるそうです。著名な言語学者、山田太郎教授は、「ALESS/ALESAは、学生の思考力と表現力を飛躍的に向上させる画期的なプログラムだ」と高く評価しています。

多様なテーマで学ぶ「英語中級」

「英語中級」では、各教員の専門分野に基づいた多様なテーマを扱います。ニューヨーク・タイムズの記事を読解したり、BBCニュースを聞いてディスカッションしたりと、実践的な英語運用能力を身につけることができます。

文理融合の学びで多角的な視野を養う

東大の英語授業の大きな特徴は、ほとんどの授業が文理混合で行われることです。異なる視点を持つ学生同士が議論することで、多角的な視野を養うことができます。

まとめ:真の英語力とは

東大の英語授業は、単なる受験英語の枠を超え、真の英語力を身につけるための実践的な学びの場を提供しています。多様な視点、深い考察、そして発信する力。これこそが、グローバル社会で活躍するために必要な真の英語力と言えるでしょう。皆さんも、東大の英語教育を参考に、真の英語力獲得を目指してみてはいかがでしょうか。