バックドロップシンデレラと八十八ヶ所巡礼、10年来の盟友バンド間で起きた騒動。暴力行為、出演時間超過、マネージャーとの確執…様々な憶測が飛び交う中、バックドロップシンデレラ側が公式X(旧Twitter)でその真相を詳細に語りました。一体何が起きたのか、紐解いていきましょう。
出演時間超過を巡る長年の確執
両バンドは10年以上前から交流があり、互いのライブにゲスト出演するなど親交を深めてきました。しかし、八十八ヶ所巡礼の度重なる出演時間超過が、今回の騒動の火種となりました。バックドロップシンデレラ側は、過去に音楽フェスで10分以上の超過が続いた際に、マネージャーT氏に注意を促したものの、改善が見られなかったと主張。
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1月9日に渋谷で行われたバックドロップシンデレラのツアーファイナルでも、八十八ヶ所巡礼は事前に時間超過の了承を得ていたものの、45分の持ち時間を大幅に超過し75分演奏。結果として、メインアクトであるバックドロップシンデレラの持ち時間70分を超えてしまいました。この事態に、バックドロップシンデレラのギター&ボーカル担当 豊島“ペリー来航”渉は激昂し、八十八ヶ所巡礼メンバーに暴力行為に至ったと説明しています。
暴力行為と和解、そしてマネージャーとの確執
豊島氏は自身の行為を反省しつつも、長年のバンド仲間とのやり取りの範囲内であり、意図的に暴力を振るったわけではないと釈明。ライブ後の打ち上げではメンバー同士で和解したものの、マネージャーT氏とのわだかまりは解消されず、出演料の支払いなどを巡り、更なる衝突に発展したとのこと。
マネージャーT氏への不信感とバンド絶縁宣言
バックドロップシンデレラ側は、八十八ヶ所巡礼の実権を握るマネージャーT氏への不信感を露わにしています。今回の告発も、T氏の個人的な意見なのではないかと疑問を呈し、メンバーの総意なのかを確認したいと訴えています。そして、T氏と決別しない限り、八十八ヶ所巡礼とは絶縁すると宣言しました。
音楽への情熱と不徳の致すところ
19年間、音楽とライブを追求するバンドとして、裏方のやり取りを表に出さずに活動してきたバックドロップシンデレラ。今回の騒動を謝罪するとともに、このような形になってしまった自身の不徳を恥じていると綴っています。
今回の騒動は、バンド活動における時間管理の重要性、メンバー間のコミュニケーション、そしてマネージャーの役割について改めて考えさせられる出来事となりました。今後の両バンドの動向に注目が集まります。