中山美穂さん、永遠のアイドル「ミポリン」との別れ、そして妹・中山忍さんの想い

中山美穂さん、54歳という若さでこの世を去ってから早数ヶ月。多くのファンが悲しみに暮れる中、4月22日に東京国際フォーラムで「お別れ会」が開催されることが発表されました。国民的アイドルとして一世を風靡した「ミポリン」との最後の別れは、多くのファンにとってあまりにも辛いものとなるでしょう。

トップアイドルとして輝いた軌跡と、突然の別れ

14歳でデビューした中山美穂さんは、その大人びた表情と数々のヒット曲で瞬く間にトップアイドルの座へ。愛称である「ミポリン」は、当時の子どもから大人まで誰もが知る名前でした。月9ドラマ「逢いたい時にあなたはいない…」(フジテレビ系)は平均視聴率22.0%を記録し、その人気を不動のものとしました。

alt中山美穂さんと妹の中山忍の若い頃の写真alt中山美穂さんと妹の中山忍の若い頃の写真

亡くなる直前まで精力的に活動していた美穂さん。ライブ活動はもちろんのこと、ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(フジテレビ系)にも保育園の園長役で出演予定でした。既に第1話と第3話は撮影済みでしたが、突然の訃報により、制作サイドは妹である中山忍さんに代役を打診。忍さんは姉の遺志を継ぎ、「やらせていただきたい」と快諾したといいます。(テレビ局関係者談)

亡き姉への想い、そして妹・中山忍さんの決意

葬儀後、中山忍さんは姉への想いを語りました。「姉は一生懸命な人でした。ちょっと頑固で、バカみたいに正直で、本当は傷付きやすい心を見せず、何があっても自分の責任だと、真っすぐ前を向く勇気がある人でした」と、美穂さんの人となりについて触れ、「良いときも悪いときも別れ際に姉はいつも『じゃあ、忍、あとはよろしくね』と軽やかに笑って去っていきました。最後の最後まで、、、。とても『姉らしい』と思われてなりません」と、最後の言葉を明かしました。

美穂さんより3歳年下の忍さんですが、しっかり者で、まるで美穂さんが妹のような関係だったという二人。葬儀では長らく疎遠だった実母も参列する中、忍さんが喪主を務め、参列者一人一人に丁寧に頭を下げていたそうです。参列者には美穂さんの最近のライブ映像が収録されたDVDが手渡されたとのこと。(美穂さんの知人談)

現在、忍さんは美穂さんが亡くなった部屋に通いながら、遺品整理を進めているといいます。姉の遺志を継ぎ、女優として、そして一人の人間として力強く生きていく忍さんの姿に、改めて美穂さんの存在の大きさを実感させられます。

永遠に愛される「ミポリン」

中山美穂さん。彼女の歌声、演技、そして笑顔は、永遠に私たちの心の中で輝き続けるでしょう。