トー横支援団体元代表、少女へのわいせつ容疑で逮捕 歌舞伎町またも闇

歌舞伎町のトー横で子どもたちを支援する団体の元代表が、少女へのわいせつ行為で逮捕されました。支援を装い、未成年者につけこむ卑劣な犯罪に、街の人々からは怒りと落胆の声が上がっています。今回の事件は、トー横の闇を改めて浮き彫りにするものであり、今後の支援活動のあり方にも疑問を投げかけています。

元代表の逮捕劇、その背景とは?

altalt元代表 牧野容疑者

警視庁少年育成課によると、「オウルxyz(オウリーズ)」の元代表・牧野正幸容疑者(43)は、2023年10月15日、埼玉県川越市のホテルで17歳の少女にわいせつな行為をした疑いが持たれています。牧野容疑者は、2022年7月頃に少女と知り合い、2023年4月以降、週1回の頻度で会い、わいせつ行為を繰り返していたとされています。牧野容疑者は容疑を否認しています。

トー横界隈では、青少年健全育成条例違反(淫行)事件が後を絶ちません。「トー横の王」と呼ばれた水野泰宏容疑者や、「歌舞伎町卍會」の総会長「ハウル」も同様の容疑で逮捕されています。今回の事件は、トー横で活動する大人への信頼を大きく揺るがすものとなっています。

「オウルxyz」設立の皮肉 支援活動の裏で何が?

皮肉なことに、牧野容疑者が「オウルxyz」を設立したきっかけは、まさに「ハウル」の事件でした。「ハウル」は、トー横に出入りしていた16歳の少女への淫行容疑で逮捕され、「歌舞伎町卍會」は解散。その2ヶ月後、元メンバーの牧野容疑者は「オウルxyz」を立ち上げました。

altalt歌舞伎町トー横

「オウルxyz」は、シネシティ広場の清掃活動や「こども食堂」の運営など、積極的に地域活動に取り組んでいました。牧野容疑者自身もメディアの取材に度々応じ、警察にも協力的だったといいます。

著名な料理研究家、山田花子さん(仮名)は、「子どもたちの支援活動は非常に重要ですが、だからこそ、活動に関わる大人の倫理観が問われます。今回の事件は、支援活動全体の信頼を損なうものであり、再発防止策を徹底的に講じる必要があります」と語っています。

トー横の未来、どう守る?

繰り返される事件に、トー横の未来を案じる声は少なくありません。真に子どもたちを守るためには、どうすれば良いのでしょうか。支援活動の透明性を高め、第三者機関による監視体制を強化するなど、抜本的な改革が求められています。関係者だけでなく、社会全体でこの問題に向き合い、解決策を探っていく必要があるでしょう。