連続テレビ小説スカーレットの舞台裏・再び信楽へ

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「スカーレット」の一場面(NHK提供)

「スカーレット」の一場面(NHK提供)

 せっかく大阪で美術を学ぼうとしていた喜美子ですが、実家のために信楽に戻ることに。荒木荘の面々との別れはせつなかったですよね。羽野晶紀さん、三林京子さん、木本武宏さんたち大阪編の出演者のみなさんは、とてもなごやか・にぎやかで、実際の収録現場でも戸田恵梨香さんは去りがたそうにしていらっしゃいました。

 川原家に今週から登場したのが、成長した上の妹・直子を演じる桜庭ななみさん。ちっちゃな頃から、わがままでそのくせ甘えん坊な直子。常治もマツも手を焼いています。

 桜庭さんは鹿児島のご出身ですが、滋賀ことばの上手さは指導の先生のお墨付き。ぴんと突き出したお下げ髪は、ぶきっちょな直子が自分で結っているという設定です。

 話は外れますが、川原家3姉妹の衣装には、それぞれテーマカラーが。手持ちの洋服は少ない3姉妹ですが、見ていただくうちに、喜美子にはオレンジや赤、直子には緑の洋服が多いことがお分かりになると思います。下の妹の百合子が成長して、福田麻由子さんが演じる頃には、また別の色が用意されています。

 信楽に戻った喜美子は、いよいよ照子の実家「丸熊陶業」の食堂で働くことになります。喜美子が目にしたのが、「絵付け火鉢」。耳慣れない言葉ですが、実際に昭和30年代に大流行していたものなのです。

 すでに火鉢シェア全国一を占めていた信楽焼ですが、戦後の苦しい時代から生活が豊かになり、日用品にも華やかさを求めるようになっていたのです。なまこ釉と呼ばれる真っ青な火鉢だけではなく、さまざまな絵柄を施した火鉢が量産されました。絵付け師と呼ばれる売れっ子の職人さんが、筆を手に窯元を渡り歩いていたそうです。

 今日の放送では、絵付け火鉢に興味を持った喜美子が作業場に向かいますが、そこにはイッセー尾形さん演じる謎の男が。ことはそう簡単には運びません。創作の道に進む喜美子の奮闘ぶりをお楽しみに。

(制作統括 内田ゆき)

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