有名シェフ、ガラス窓転倒事故で再び炎上!示談金380万ウォンを渋り批判殺到

韓国ソウル江南区の有名レストランで、歩行中の女性にガラス窓が倒れ、怪我を負わせる事故が発生。レストランを経営する有名シェフ、イ・チャンオ氏が示談金を渋り、批判が殺到している。被害女性は全治4週間の怪我を負い、380万ウォン(約42万円)の示談金を要求したが、イ・チャンオ氏は損害額の根拠を求め、支払いを拒否したという。

ガラス窓転倒事故の顛末

昨年11月、ソウル江南区にあるイ・チャンオ氏が経営する有名レストランで、固定が不十分だったガラス窓が突如倒壊。歩行中の40代女性を直撃し、足や顔に打撲傷を負わせた。女性は病院で全治4週間の診断を受けた。

倒壊したガラス窓のイメージ倒壊したガラス窓のイメージ

被害女性側は治療費や慰謝料などを含め、380万ウォン(約42万円)の示談金をレストラン側に要求。しかし、イ・チャンオ氏側は損害額の根拠が不明瞭だとして、示談に応じなかった。この対応が火に油を注ぎ、ネット上ではイ・チャンオ氏への批判が噴出。レストランのレビューには低評価が相次ぎ、「事故に遭いたくなければ近づかない方がいい」「たった380万ウォンをケチるのか」といった辛辣なコメントが書き込まれている。

過去の不祥事も再燃

イ・チャンオ氏は料理番組への出演で知名度を上げ、人気シェフとしての地位を築いた。しかし、2017年には大麻密輸と使用の罪で有罪判決を受け、執行猶予付きの懲役刑を言い渡されている。今回の事故を受け、過去の不祥事も再び注目を集め、「また問題を起こしたのか」「反省の色が見られない」といった厳しい声が上がっている。

示談金問題の背景

飲食店経営コンサルタントのキム・ミョンジュン氏(仮名)は「飲食店における事故は、顧客の安全を守る責任が問われる重大な問題です。示談金は被害者の苦痛を少しでも和らげるためのものです。損害額の根拠を問う前に、まずは被害者への誠意ある対応が求められます」と指摘する。

今回の事故は、有名シェフという立場でありながら、被害者への対応を軽視したことが大きな批判を招いた。イ・チャンオ氏の行動は、企業としての責任感や倫理観を問われる事態となっている。

今後の動向に注目

警察はイ・チャンオ氏を過失致傷の容疑で立件し、取り調べを行っている。今後の捜査の進展や、イ・チャンオ氏がどのような対応を取るのか、注目が集まっている。

この事件は、企業の社会的責任や危機管理の重要性を改めて問いかけるものとなっている。