名豊道路全線開通!名古屋〜豊橋間1時間? 実際の走行で渋滞の実態を検証!

名豊道路が2025年3月8日に全線開通!名古屋と豊橋を繋ぐこの道路、信号なしで1時間で移動できるという触れ込みですが、果たして現実はどうなのでしょうか? jp24h.com取材班が実際に走行し、渋滞の実態を徹底検証しました。

名豊道路の全線開通:期待と現実

半世紀以上の歳月を経て、ついに名豊道路が全線開通。名古屋市から豊橋市までの72.7kmを信号なしで1時間で走破できるという期待が高まっています。 今回、jp24h.com取材班は豊明ICから蒲郡バイパス区間を経由し、道の駅とよはしを目指すルートで検証を行いました。

名豊道路の開通式典の様子名豊道路の開通式典の様子

刈谷市で早くも渋滞発生!スムーズな走行は叶わず

豊明ICを出発し、境川を渡って刈谷市に入った直後、午前10時57分には早くも渋滞に遭遇。法定速度60km/hの区間ですが、40km/h程度まで速度が低下し、断続的な渋滞が発生しました。開通直後ということもあり、交通量集中による影響が顕著に現れているようです。

刈谷市付近での渋滞の様子刈谷市付近での渋滞の様子

安城市で一時解消も、西尾市で再び渋滞に

安城市では一時的に渋滞が解消されたものの、西尾市に入ると再び長時間の渋滞が発生。西尾東IC付近では片側1車線への合流地点で流れが完全に停止する場面も。 交通工学の専門家であるA大学B教授は、「片側1車線区間がボトルネックとなり、渋滞を誘発している可能性が高い」と指摘しています。

西尾市付近での渋滞の様子西尾市付近での渋滞の様子

道の駅も大盛況!渋滞の影響で賑わう周辺地域

渋滞の影響で、取材班は予定を変更し、幸田町の「道の駅 筆柿の里・幸田」へ立ち寄ることに。道の駅関係者によると、名豊道路開通後の週末は利用客が通常の1.5倍に増加したとのこと。渋滞が思わぬ経済効果を生み出している側面もあるようです。

西尾東IC付近の渋滞の様子西尾東IC付近の渋滞の様子

ドライバーからは渋滞への不満の声も

渋滞に巻き込まれたドライバーからは、疲労や不満の声が上がっていました。特にトラック運転手からは、「大型車の増加で渋滞がひどくなった」という意見も。全線開通による交通量増加への対策が急務と言えるでしょう。

道の駅 筆柿の里・幸田の様子道の駅 筆柿の里・幸田の様子

道の駅 筆柿の里・幸田の駐車場の様子道の駅 筆柿の里・幸田の駐車場の様子

さらなる渋滞…蒲郡バイパスでもスムーズな走行は困難

道の駅での休憩後、再び走行を開始した取材班。しかし、その後も断続的な渋滞は続き、新たに開通した蒲郡バイパスでもスムーズな走行は困難でした。名豊道路の全線開通は移動時間の短縮という大きなメリットをもたらす一方で、渋滞という新たな課題も浮き彫りにしました。 今後の交通状況の改善、そして更なる道路整備への期待が高まります。