【ジーン・ハックマン夫妻の最期】愛犬に見守られ、静かに幕を閉じたハリウッド人生

ハリウッド黄金期を支えた名優、ジーン・ハックマン氏。95歳という大往生を遂げ、その波乱万丈の人生に幕を閉じました。今回は、ハックマン夫妻の最期を取り巻く状況、そして深い絆で結ばれていた愛犬たちの様子について、詳細をお伝えします。

95歳で逝去した名優ジーン・ハックマン：死因は病死と判明

2月26日、ニューメキシコ州の自宅で、ジーン・ハックマン氏と妻のベッツィー・アラカワさん、そして愛犬Zinnniaが遺体で発見されました。地元当局の発表によると、ハックマン氏の死因は高血圧、動脈硬化性心疾患、そしてアルツハイマー病による病死と断定されました。享年95歳。

ジーン・ハックマンと妻

妻アラカワさんはハンタウイルスが原因か

妻のアラカワさんは、ハックマン氏より約2週間前にハンタウイルス肺症候群(HPS)で亡くなったと見られています。ハンタウイルスはネズミなどのげっ歯類を媒介とする稀な感染症で、致死率が高いことが知られています。米国での発症例は少ないものの、非常に危険な病気です。

悲しい別れ：愛犬3匹との強い絆

ハックマン夫妻は、Bear、Nikita、Zinnaという3匹の愛犬と暮らしていました。残念ながら、Zinnaはハックマン夫妻と共に自宅で息を引き取っていました。Zinnaの死因は特定されていませんが、ケージの中で脱水症状と飢餓状態にあったと報告されています。

愛犬たちとハックマン夫妻

2匹の愛犬が救助隊をハックマン氏のもとへ導く

残されたBearとNikitaは、救助隊が現場に到着した際、ハックマン氏の遺体発見に貢献しました。一匹の犬が救助隊員をハックマン氏のいる場所へ導くように吠え続け、発見につながったのです。「まるで『こっちに来て！』と言っているようだった」と救助隊員は語っています。現在、BearとNikitaは保護施設で元気に過ごしているとのこと。飼い主の最期を看取った2匹の愛犬の忠誠心には胸を打たれます。