受験シーズン本番。受験生を持つご家庭では、合格に向けて親子で奮闘していることでしょう。今回は、現役東大生である私が、自身の受験経験と人気漫画『ドラゴン桜2』を参考に、受験期における家族のサポートの重要性についてお話しします。特に、食事、健康管理、情報共有といった日常生活の側面から、合格を勝ち取るための秘訣を伝授します。
受験期の食事:万全の体調管理を支える献立とは?
『ドラゴン桜2』では「東大合格必勝法 家庭の10カ条」の中で、合格は日常生活の延長線上にあると説いています。その中でも特に重要なのが食事です。私の母は、なんと受験本番のお弁当の中身から逆算して、直前期の献立を考えていました。本番を想定した模試弁当を作ることで、当日の味や量に慣れる効果を狙っていたようです。ちなみに、私が本番でリクエストしたのは豚の生姜焼き弁当でした。バランスの良い食事はもちろんのこと、精神的な安定も考慮した母のサポートに感謝しています。
豚の生姜焼き弁当
万が一の事態に備える:試験会場近くの宿確保のススメ
冬場の受験シーズンは、雪や電車の遅延といったトラブルも想定されます。私の母は、試験会場近くの宿を事前に予約していました。これは、悪天候による交通機関のマヒだけでなく、急な体調不良にも対応できるという点で非常に有効でした。受験本番で万が一の事態に慌てないよう、事前の準備は怠らないようにしましょう。
親のサポート:過干渉 vs. 無関心、適切な距離感とは?
勉強に関しては、私の両親は一切口出しをしませんでした。唯一、深夜に及ぶ答案作成を手伝ってくれたことがありましたが、それは私の就寝時間を気遣ってのことでした。過干渉は子どものプレッシャーを増大させる一方、無関心も不安を煽る可能性があります。子どもを信じて見守る姿勢が、受験生にとって最大の支えとなるでしょう。
受験カレンダーで情報共有:家族全員で合格を掴む!
私が受験期に活用していたのが「受験カレンダー」です。A3サイズの紙に、受験大学名、出願締切日、受験日、合格発表日、入学金振込期限などを一覧にまとめていました。このカレンダーを家族で共有することで、受験に関する情報を一元化し、全員が同じ認識を持つことができました。
受験カレンダーのイメージ
東大合格への道:家族の協力が成功の鍵
「私がいつ倒れてもいいように」という母の言葉が印象に残っています。これは、入学手続きに必要な書類の保管場所などを家族で共有しておくことで、万が一の事態にも対応できるようにという配慮でした。受験は、学力だけでなく、様々な要因が影響します。親の役割は、学力以外の失敗要因を排除し、子どもが安心して受験に臨める環境を整えることと言えるでしょう。家族の協力が、東大合格への道を切り開く大きな力となるのです。