ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.0の地震は、甚大な被害をもたらしました。2000人を超える死者、そして未だ多くの人々が行方不明となっています。懸命な救助活動が続く中、被災地では信じがたい光景が繰り広げられています。なんと、国軍による空爆が同時進行しているというのです。
続く空爆、阻まれる救助活動
震源地に近いザガイン地方では、民主派組織や少数民族の武装勢力が支配する地域が標的となっています。民主派組織は地震発生後、2週間の戦闘停止を宣言しましたが、国軍はこれを無視し空爆を継続。人道支援活動にも深刻な影響が出ているとみられています。ある民主派組織の幹部は、「国軍は救助活動をしているふりをしながら、実際は攻撃を続けている」と告発しています。被災地の人々は地震の恐怖に加え、空爆の脅威にも怯えながら過ごしているのです。
ミャンマーの被災地
この悲劇的な状況の中、国際社会からの支援が不可欠です。一刻も早く空爆を停止し、人道支援を届ける必要があります。食料、水、医療品など、被災地の人々にとって必要な物資は不足しており、支援の手が差し伸べられるのを待っています。 日本のNGO団体も現地に入り、支援活動を行っていると聞きます。一刻も早い復興を願うばかりです。
タイで建設中のビル倒壊、中国企業の影
地震の影響はミャンマー国内にとどまりませんでした。タイの首都バンコクでは、建設中のビルが倒壊するという痛ましい事故が発生。13人が死亡、70人以上と連絡が取れない状況となっています。上空からのスキャンにより、ビルの内部に生存者がいる可能性が出てきており、救助隊は懸命の捜索を続けています。
倒壊したビル
このビル建設を請け負っていたのは中国企業で、法定基準を満たさない鉄筋を使用していた疑いが浮上しています。タイ警察は、工事関係の書類を持ち出したとして中国企業の従業員4人を一時拘束。証拠隠滅の可能性もあるとみて捜査を進めています。
建築評論家の佐藤健氏(仮名)は、「建築基準を遵守することは、人命を守る上で絶対に欠かせない。今回の事故は、企業の利益優先が招いた悲劇と言えるだろう」と指摘しています。
未来への希望を繋ぐ
ミャンマーの地震、そしてタイのビル倒壊事故。どちらも多くの人々の命を奪い、未来への希望を打ち砕く悲劇的な出来事です。しかし、このような困難な状況だからこそ、国際社会の連帯が重要となります。被災地の人々が一日も早く日常を取り戻せるよう、私たち一人ひとりができることを考えていかなければなりません。