脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」の一時休業を受け、実業家のROLAND氏が救済措置を発表。会員からは歓喜の声があがる一方で、その真意に疑問の声も上がっています。果たしてROLAND氏の行動は純粋な善意なのか、それとも経営戦略の一環なのか、深く掘り下げていきます。
ミュゼプラチナムの休業とROLAND氏の救済措置
2024年12月頃から経営難に陥っていたミュゼプラチナムは、2025年3月22日から4月20日までの約1ヶ月間、全店舗を一時休業。従業員への給与未払いなども報じられ、美容業界に激震が走りました。
そんな中、ROLAND氏が自身のInstagramでミュゼプラチナムの既存会員に向けた救済措置を発表。自身が経営する脱毛サロン「LACOCO(ラココ)」で医療脱毛を3回まで無料で提供するという内容です。「業界の一員として何かできることはないか」と模索した結果だとROLAND氏は語っています。
ROLAND氏のInstagram投稿
称賛と疑問の声:ROLAND氏の真の狙いは?
この発表に、ROLAND氏のファンやミュゼ会員からは称賛の声が多数寄せられました。しかし、一方でROLAND氏自身も過去に美容クリニック経営で苦戦を強いられていたことから、今回の救済措置の真意を疑う声も上がっています。
ROLAND氏は以前、自身が経営していた美容クリニック「RBC REAL BEAUTY CLINIC」を閉院。競合他社との競争に敗れ、年間数億単位の赤字を抱えていたことをYouTubeで明かしています。
ROLAND氏、ブレイク前の下積み時代
今回の救済措置は、苦境に立つミュゼ会員を救うと同時に、LACOCOの新規顧客獲得の機会を狙った戦略ではないかという見方もあります。医療脱毛はエステ脱毛に比べて効果が高いため、3回の施術で十分な効果が得られない場合、追加のコース契約が必要になる可能性も指摘されています。
美容業界専門家の山田花子さん(仮名)は、「ROLAND氏の行動は、経営者としての優れた嗅覚を示すものと言えるでしょう。会員救済という社会貢献を行いながら、自社のビジネス拡大にも繋げるという、まさに一石二鳥の戦略です」と分析しています。
ROLAND氏の経営手腕:善意と戦略の狭間
ROLAND氏の行動は、純粋な善意と巧みな経営戦略が複雑に絡み合っていると言えるでしょう。ミュゼ会員にとっては一時的な救済にはなるものの、長期的な視点で考えると、LACOCOへの顧客誘導という側面も否めません。
今後の美容業界はどうなる?
今回のミュゼプラチナムの休業は、美容業界の競争激化と経営の難しさを改めて浮き彫りにしました。ROLAND氏のような経営手腕を持つ人物が、今後どのように業界を牽引していくのか、注目が集まります。
ROLAND氏の救済措置は、会員にとって朗報であると同時に、経営者としてのしたたかさを垣間見せるものでした。今後の展開に目が離せません。