日本維新の会の兵庫県組織「兵庫維新の会」代表の金子道仁参院議員は27日、夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)について、昨年の兵庫県知事選で落選した元維新参院議員の清水貴之氏(50)を擁立する方向で調整を進めていたが、心身の不調を理由に清水氏が辞退したと明らかにした。
清水氏は元朝日放送のアナウンサー。平成25年の参院選兵庫選挙区で初当選し、令和元年には得票数トップで再選。その後、衆院選に維新の公認候補としてくら替え出馬する予定だったが、斎藤元彦氏が再選した昨年11月の知事選に無所属で立候補。維新県議団の出馬要請を受けたが、当時の県議団の一部は斎藤氏の支援に回るなどし、落選した。
金子氏は27日、清水氏について「心身の不調を訴え、ドクターストップに近い形で(参院選出馬を)辞退したいということを承った」と説明した。
維新は同日、同選挙区に新人を擁立すると発表した。