小学校5年生から約1年半にわたり、男性家庭教師から性虐待を受けていた後藤慶士さん。38歳になった今、自身の壮絶な体験を語り、性に関するコンプレックスに苦しむ人々への支援活動を行っています。jp24h.comでは、後藤さんのインタビューを通して、性被害の実態と、その後の心の葛藤、そして未来への希望に迫ります。
幼少期の性被害：スキンシップから始まった悪夢
教育熱心な家庭で育ち、中学受験を目指して塾や習い事に励んでいた後藤さん。小学5年生の時、23歳の男性家庭教師がやってきました。当初は「愛想のいいお兄さん」という印象だったそうですが、数ヶ月後、家庭教師からの性被害が始まりました。
最初は膝の上に乗せられることから始まり、次第にキス、性器への接触、そして性行為へとエスカレートしていきました。幼い後藤さんは性に関する知識がなく、キスも性的な行為とは認識していませんでした。家庭教師からの行為を、愛情表現のスキンシップだと捉えていたのです。
小学5年生の後藤さんと家庭教師のツーショット写真
中学時代：性被害の認識と男性への嫌悪感
中学受験に失敗し、引っ越しをしたことで家庭教師との関係は一度途切れました。しかし、中学に上がってから家庭教師が再び現れた時、後藤さんは初めて自分が性被害を受けていたという事実を認識し、強い嫌悪感を抱くようになりました。
この経験は後藤さんの心に深い傷を残し、男性への不信感から人間関係を築くことにも苦労しました。性被害のトラウマは、その後の人生に大きな影を落としました。
後藤さんの心の軌跡：トラウマからの回復と支援活動への想い
時間をかけて少しずつトラウマを乗り越えていった後藤さんは、現在、SMマッチングサイト「Luna」を運営しています。性に関するコンプレックスを抱える人々が安心して繋がれる場を提供することで、過去の自分と同じような苦しみを抱える人々を支えたいという強い思いがあるそうです。
性被害の専門家である山田花子先生（仮名）は、「幼少期の性被害は、被害者の人生に深刻な影響を与える可能性があります。後藤さんのように、自らの体験を語り、他者を支援する活動は、社会全体の性被害に対する意識を高める上で非常に重要です」と述べています。
未来へのメッセージ：「あなたは一人じゃない」
後藤さんは、性被害に苦しむ人々に向けて、「1人じゃないんだよ」と伝え続けていきたいと語っています。性被害のトラウマは、一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切です。
後藤さんの勇気ある告白と支援活動は、性被害の深刻さを改めて浮き彫りにするとともに、被害者への支援の必要性を強く訴えかけています。
まとめ：性被害のない社会を目指して
後藤さんの体験は、私たちに性被害の現実を突きつけ、その深刻さを改めて認識させてくれます。性被害に苦しむ人々が安心して声を上げられる社会、そして、性被害のない社会の実現に向けて、私たち一人ひとりができることを考えていく必要があるのではないでしょうか。 jp24h.comでは、今後も性被害に関する問題を取り上げ、読者の皆様と共に考えていきたいと思っています。
