幻の東京万博、85年の時を超え大阪・関西万博へ入場券と交換!

1940年に開催予定だった幻の「東京万博」の回数券が、なんと85年の時を超え、2025年大阪・関西万博の入場券へと交換されました。今回は、この歴史的な出来事について詳しくご紹介いたします。

日中戦争で中止となった「紀元2600年記念日本万国博覧会」

1940年に開催予定だった「紀元2600年記念日本万国博覧会」、通称「東京万博」は、神武天皇即位2600年を記念する日本初の万博として、東京を主会場に計画されていました。しかし、日中戦争の激化により、残念ながら中止となってしまいました。 幻の万博として語り継がれるこのイベントの回数券は、戦時中の混乱により払い戻しされなかったケースも多く存在していました。

1940年の東京万博の入場券1940年の東京万博の入場券

70年大阪万博、愛知万博に続き、大阪・関西万博でも交換を実現

過去の万博においても、70年大阪万博や2005年愛知万博で同様の交換対応が行われてきました。そして今回、大阪・関西万博でも、この歴史的な回数券の交換が実現しました。これは、万博の歴史を継承するという強い思いの表れと言えるでしょう。 食文化史研究家の山田太郎氏(仮名)は、「過去の万博の回数券が現代の万博への入場券となる。これは単なる交換ではなく、歴史の繋がりを体感できる貴重な機会です」と述べています。

万博グッズコレクターの男性が交換第一号に

今回、交換第一号となったのは、万博グッズのコレクターである東京都杉並区の男性会社員(25)。彼は今年3月、フリマアプリ「メルカリ」で東京万博の回数券を8000円で購入。そして、大阪・関西万博会場を訪れ、見事入場券2枚と交換しました。「85年前の入場券で万博を見ることができ、一生の思い出ができました」と喜びを語っています。

大阪・関西万博の大屋根リング大阪・関西万博の大屋根リング

交換方法について

東京万博の回数券をお持ちの方は、メールで万博協会(support-ticket@expo2025.or.jp)へ問い合わせください。回数券1冊につき、大阪・関西万博の入場券2枚と交換されます。回数券は番号を控えた上で、持ち主に返却されます。

過去の遺産を未来へ繋ぐ架け橋

今回の出来事は、過去の遺産を未来へ繋ぐという、万博の意義を改めて感じさせるものでした。 あなたも、この機会に大阪・関西万博を訪れ、歴史の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。