東京メトロ南北線の東大前駅で7日午後7時ごろ、刃物を持った男が暴れ、男性2人が負傷しました。43歳の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
【画像】「車内で取っ組み合い」東大前駅で切りつけ2人負傷…確保の瞬間 43歳の男を逮捕
20代の男性は、刃物で切り付けられ、頭部を負傷。30代の男性は、指に軽いけがをしました。男を取り押さえた1人です。容疑者との関係について、被害者のうち1人は「男と面識はない」と話しています。
捜査関係者によりますと、凶器は刃渡り20センチ程度で、包丁のような刃物だといいます。
現場にいたテレビ朝日のカメラマン。
現場にいたテレビ朝日のカメラマン
「(Q.刃物は)そのときは何も持っていなかった。表情は、無表情みたいな感じ。四つんばいで運ばれているときは騒いでいたが、立たされたときには、特に何も抵抗もなく、連行されていった」
捜査関係者によりますと、事件が起きたのは電車内でした。こんな目撃証言もあります。
同じ車両にいた乗客
「東大前駅に着く寸前、男性2人が、車内で激しめの取っ組み合いをしながら、先頭車両まで移動してきた。容疑者が被害者を押し倒して包丁を振りかざすのを見た。頭にけがをして、血がそこら中に飛び散っていた」
ホーム上で電車を待っていた東大生(26)
「(Q.どのようにして事件に気付いたのか)自分は駒込方向の電車に乗ろうとしていたが、電車が東大前駅に着いてドアが開いた瞬間、人が大量に逃げてきて、悲鳴とともに逃げていく様子、血相を変えて。普通に満員電車から降りてくるのとは明らかに違った。ホームに流れ込んでくる形。もし、その車両にいたら、その車両に乗ろうとしていたら、犯人と落ち合っていた可能性がある。本当に恐怖でいっぱいだった」
この影響で、南北線は、車内点検のため、運転を見合わせています。
テレビ朝日