韓国「急発進」事故訴訟、遺族の訴え棄却…遺族が怒り「司法は企業擁護」


春川地裁江陵支部は13日午後、事故で亡くなったイ・ドヒョン君(当時12歳)の遺族が、自動車メーカー・韓国のKGモビリティ(KGM)に対して約9億2000万ウォンの損害賠償を求めた訴訟の1審で、原告の請求を棄却した。

争点となったのは、原告側が主張する「電子制御装置(ECU)の欠陥による急発進」と「自動緊急ブレーキ(AEB)の不作動」だった。

しかし裁判所は「事故の原因は車両の欠陥ではなく、運転者の操作ミスの可能性が高い」と判断。事故車両に搭載されたイベントデータレコーダー(EDR)には、事故発生の6.5秒前からブレーキ操作はなく、アクセルペダルが100%踏み込まれた状態が記録されていたと説明した。

さらに原告側が「ブレーキを踏んだにもかかわらず、ECUの異常でアクセルとして誤認された」と主張した点についても、「EDRのデータ構造上、その主張の信ぴょう性は低い」として退けた。

運転していたのはイ・ドヒョン君の祖母だった。判決後、原告でイ・ドヒョン君の父親で運転者の息子でもあるイ・サンフン氏は「真実よりも企業論理を、被害者よりも製造企業の責任回避を選んだ判決だ。即時に控訴し、息子の犠牲が真実と正義の上に記録されるよう最後まで戦う」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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