自民党の海洋プラスチック対策推進議員連盟(会長・中川雅治元環境相)の設立総会が27日、国会内で開かれた。深刻な海洋汚染を引き起こす海洋プラごみの削減に向けた具体策を検討し、政府をサポートする。
中川氏は「世界の喫緊の課題だ。日本は世界のリーダーとして環境問題に対する取り組みの高さを示し、政府をバックアップしたい」とあいさつした。石原伸晃元環境相は「プラごみを出さない、捨てない、(プラスチック素材に代わる)ナチュラルなものを使う趣旨でやってもらいたい」と述べた。
会合では、海洋プラごみ削減に向けた啓発強化や、漁業者と連携した回収のあり方が議論された。今後、専門家を講師に招き、政府への提言をまとめる。