6月15日に主演ドラマ『キャスター』(TBS系)が最終回を迎える永野芽郁(25)。ドラマ終了後、彼女がどのような行動をとるかが、業界内外で大きな注目を集めている。特に焦点となっているのは、4月23日に週刊文春によって報じられた、共演者である俳優・田中圭(40)との間の不倫疑惑に関する彼女の「謝罪アクション」だ。
ドラマ『キャスター』最終回を控え、不倫報道後の動向が注目される永野芽郁
報道後、永野は自身が担当するラジオ番組で「誤解を招くような軽率な行動をしたこと、心から反省しています」とコメントを発表した。しかし、不倫そのものについては、永野本人も所属事務所も否定している状況が続いている。その後も、二人の親密さを示す写真やLINEのやり取りとされる内容が続報として報じられると、事態は拡大。出演CMの一部が放送中止となるなどの影響が出たことで、インターネット上などでは謝罪会見を求める声も上がっていた。
ドラマ放送中の「大々的な動き」を避ける慣例
キー局関係者は、ドラマ放送期間中は出演者がスキャンダルに関して大々的な動きをすることは難しいと指摘する。「やはり、ドラマ放送中は目立ったことはできませんからね」。これは芸能界における一種の慣例であり、野球の日本シリーズ中に選手の移籍や結婚発表が控えれるのと同様に、重要な番組の放送期間中は、出演者のプライベートな問題に関する派手な動きが避けられる傾向にあるという。今回の永野の場合も、もし謝罪会見などを検討していたとしても、ドラマ出演中であったことが選択肢を狭めた可能性は高いと同関係者は述べている。
東出昌大のケースが示す「最終回後」の対応
この状況下で、2020年に女優の唐田えりか(27)との不倫騒動を起こした俳優・東出昌大(37)のケースが引き合いに出されている。当時、東出は桐谷健太とダブル主演を務めるドラマ『ケイジとケンジ』(テレビ朝日系)が放送中だった。不倫報道が飛び出した後、東出は自宅を離れて転々とし、ドラマ放送中は沈黙を貫いたとスポーツ紙記者は語る。
東出がメディアの前に姿を見せたのは、ドラマの最終回から5日後のことだった。映画の舞台挨拶の場が、図らずも記者からの質問に答える形での謝罪会見の場となった。東出は会見冒頭で「いろいろなお仕事の関係から、このような機会を設けることが遅くなりました」と説明しており、これはドラマの関係で会見が遅れたことを示唆していた。この東出の例からも、ドラマ終了後にスキャンダルに関する何らかのアクションを起こすことは、芸能界では珍しいことではないとスポーツ紙記者は解説する。
永野芽郁が取りうる「謝罪アクション」とは?
こうした背景から、『キャスター』最終回後の永野芽郁の動きは、広告業界を含めた芸能界全体から高い関心を集めている。永野は謝罪会見を行うのだろうか。
ある芸能プロ関係者は、永野サイドは一貫して不倫を否定しているため、記者会見を開く可能性は低いとの見方を示す。「記者に詰め寄られた場合、本人の対応が難しくなるため」だという。もし何らかの形で謝罪の意を示すとすれば、永野本人の直筆コメントなど、文章での謝罪になるのではないかと予測する。不倫はしていないという前提に立ちつつも、騒動によって誤解を招き、番組スタッフや関係者に迷惑をかけたことについて謝罪する形になるだろう。この関係者は、特に重要となるのは、これまで直接言及されていない田中圭の妻への「詫びを入れる」ことだと強調している。
謝罪は、不祥事の幕引きを図る有効な手段となりうる一方で、対応を間違えれば更なる炎上を招く「諸刃の剣」でもある。それゆえに、今回の永野芽郁の動向は、業界全体が注視するところとなっている。
不倫や二股疑惑の真偽は当事者のみが知るところだが、今回の報道が世間を騒がせ、関係各所に迷惑をかけた事実は否定できない。そうであるならば、何らかの形で真摯な姿勢を示すことが、彼女自身の今後の活動にとっても重要になると考えられる。永野芽郁が最終的にどのような選択をするのか、その結末が待たれる。
出典:FRIDAYデジタル(Yahoo!ニュースより)