北川景子、20代の苦悩とDAIGOとの結婚による「変化」を語る【めざましテレビ】

女優の北川景子さん(38)が、フジテレビ系の情報番組「めざましテレビ」のインタビューに応じ、20代の苦悩や夫であるDAIGOさんとの結婚生活について語りました。2003年にデビューし、現在は2児の母として輝きを増す北川さんが、自身のキャリアにおける葛藤や、結婚がもたらした大きな変化を赤裸々に明かしています。本記事は、全3回のインタビュー記事の第3弾です。

女優・北川景子さんがめざましテレビのインタビューで20代の苦悩と結婚による変化を語る様子女優・北川景子さんがめざましテレビのインタビューで20代の苦悩と結婚による変化を語る様子

20代のキャリアと拭えなかった焦燥感

女優デビューから約5年後の2008年、『太陽と海の教室』、2009年『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』、そして2010年『月の恋人〜Moon Lovers〜』と、北川景子さんは3年連続で”月9″ドラマのヒロインを務め、国民的女優としての地位を確立しました。当時の心境について、軽部アナウンサーからの問いかけに対し、北川さんは「なんか焦っていました」と振り返ります。「今、私来てるなっていう感じにはならなかった?まだまだ?という思いの方が強かった?」という質問には、「毎日何か焦っていて、焦燥感があって。人と比べて焦っていた部分もありましたし、チャンスをもらって、これを絶対にものにするというか、絶対に無駄にしないっていうプレッシャーの方が強かった」と回答。さらに、「これでしくじったら次は呼ばれないかも」「絶対失敗しない。絶対ものにする。絶対爪痕も残す。それができなかったら自分は終わり」といった強いプレッシャーを自分に課し、追い込まれていた時期だったことを明かしました。

常に満たされない思いと「イメージとの乖離」

月9ヒロインとしての成功を収めた後も、北川さんの苦悩は続きました。「なんか常に渇望しているんですよ、私って」と語る彼女は、自分で設定した目標が高すぎて、そこにたどり着けない苦しみを抱えていたと言います。唯一、10周年と20周年を迎えた際に、この仕事で自立できたこと、長く続けられたことに少し安堵と自信を感じたものの、「20代はずっと苦しかった気がします」と打ち明けました。

特に辛かったのは、世間が持つイメージと本当の自分の間に生まれた「乖離」でした。「どうしてバリバリのキャリアウーマンの役しか来ないんだろうとか。もっとこういう自分も見せたいんだとか。特に結婚するまではですね」と、”完全無欠の”のような役柄が続くことに悩んだ時期を振り返ります。実際は「全然器用じゃなくて、どちらかというと不器用」である自分と、演じる役柄とのギャップに苦しみながらも、役が浸透していくことへの感謝と、イメージとの乖離による葛藤が同居する20代だったと説明しました。

今回のインタビューで北川景子さんは、順風満帆に見えた20代のキャリアの裏で抱えていた深い焦燥感やプレッシャー、そして女優としてのイメージと本来の自分との間にあった葛藤を率直に語りました。特に結婚前の時期に強く感じていたというこの苦悩は、多くの共感を呼ぶものと言えるでしょう。

参考文献