NHK連続テレビ小説『あんぱん』では、今田美桜演じる主人公・のぶと、北村匠海演じる柳井嵩の物語が描かれている。6月13日に放送された第55回では、嵩が描いた似顔絵を巡る緊迫した展開が描かれ、新たな登場人物にも注目が集まっている。
小倉連隊に動員下令が出され、中国への出征が決まった嵩。出発前夜、班員たちが酒盛りをする中、嵩は一人星を眺める八木（妻夫木聡）にこれまでの感謝を伝える。その際、八木の横顔を描いたスケッチを手渡した。このスケッチが、その後の展開の鍵となる。
物語のラストシーンでは、軍曹の粕谷（田中俊介）が突如現れ、「これを描いたのは、お前か？」と八木の似顔絵を嵩の目の前に突きつけた。ナレーションが「柳井伍長、どうなってしまうのでしょうか？ ほいたらね」と語り、不穏な雰囲気の中で幕を閉じた。視聴者の間で大きな反響を呼んだのは、この後の展開への不安と、突然現れた粕谷軍曹という人物への興味だった。
連続テレビ小説「あんぱん」で柳井嵩役を演じる北村匠海
放送後、『あんぱん』の番組公式X（旧Twitter）では、「#あんぱんのなかま」と題し、この粕谷将暉軍曹を紹介。「軍曹・粕谷将暉 ＃田中俊介 嵩の絵の実力を買い、ある任務を与える」という内容が投稿された。この公式からの情報により、粕谷軍曹が今後の物語において嵩の絵の才能に関わる「ある任務」を与える存在であることが明らかになった。
この公式ポストに対し、視聴者からは「分かってはいたけれど、公式が地味にネタバレ笑」「ほぼネタバレですやん」「さりげなくネタバレしてて草」といった驚きや、「何の任務を与えるのか気になりすぎる」といった今後の展開への期待の声が多数寄せられた。物語の核心に触れる可能性のある情報だけに、様々な憶測を呼んでいる。
また、厳しい表情で登場し、印象を残した粕谷軍曹を演じる田中俊介さんにも注目が集まった。田中さんはかつてボーイズグループ「BOYS AND MEN」のメンバーとして活動。現在は俳優として、ドラマシリーズ『ガンニバル』や映画『十一人の賊軍』など、幅広い作品で活躍している。彼の登場に「この人ボイメンだったよね？」「なんか見たことあるな～と思ったら」「活躍してる俊くん見れるのうれしい」「ミッドナイトスワンの瑞貴役の田中俊介さんが『あんぱん』に出てる！全然気がつかなかった」など、その“正体”に気がついた視聴者からの声も多く見られた。
嵩の描いた似顔絵が引き起こした波紋、そして新登場の粕谷軍曹が与えるという「ある任務」。物語は新たな局面を迎え、今後の展開から目が離せない。
ENCOUNT編集部
