国分太一氏、無期限活動休止の衝撃 「問題行為」報道で相次ぐ番組降板

TOKIOの国分太一氏(50)が6月20日、無期限の活動休止を発表した。同日、レギュラー出演していた日本テレビ系のバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』を放送する日本テレビは、「過去に複数のコンプライアンス上の問題行為があった」として、国分氏の同番組からの降板を発表。この発表は各方面に大きな波紋を広げている。

相次ぐ番組降板とメディアが報じる「問題行為」の詳細

日本テレビの福田博之社長は同日午後1時から記者会見を開いたものの、国分氏の具体的な問題行為の内容については、プライバシー保護を理由に明かされなかった。しかし、一部のスポーツ紙や週刊誌は、過去のセクハラ・パワハラ疑惑が取り沙汰されていると報じている。これらの報道によると、国分氏は『鉄腕DASH』の制作スタッフに対し、複数回にわたり卑猥な動画をLINEで送信したり、卑猥な画像の送信を要求したりしたとされる。さらに、番組スタッフへのパワハラまがいの言動が常習的に行われ、自分より立場の低いスタッフには命令調で声を荒げることもあったと伝えられている。

テレビ東京も同日中に、国分氏に関して「今後予定している番組については、出演を見合わせることといたしました」とのリリースを発表した。同局では料理番組『男子ごはん』にレギュラー出演しており、7月9日にオンエアが予定されていた『テレ東音楽祭2025~夏~』でもMCを務めることが発表されていた。

TOKIO国分太一氏、活動休止報道に関する写真TOKIO国分太一氏、活動休止報道に関する写真

テレビ東京の対応と「男子ごはん」への影響

テレビ東京の発表後、6月22日の『男子ごはん』は、生田斗真氏がゲスト出演する予定だったが、急遽、経済トーク番組に差し替えられた。また、民放公式テレビ配信サービス「TVer」からも番組ページが削除されるなど、影響は大きい。通算15回目のMCを務める予定だった『テレ東音楽祭』についても、テレビ東京はすでに国分氏の降板を発表しており、代役の検討が進められている状況だ。

突如として明らかになった国分氏の「裏の顔」とされる今回の報道だが、一部視聴者の間からは「やはり」といった納得の声も聞かれる。特に2008年4月にスタートした『男子ごはん』での彼の振る舞いについて、好感度の高いイメージとは裏腹に「横柄さ」が垣間見えていたとの指摘がある。

視聴者の反応:「男子ごはん」で見られた“横柄さ”への指摘

番組開始当初、『男子ごはん』は料理初心者の国分氏が料理研究家・ケンタロウ氏から指導を受けながら料理を完成させるというコンセプトで人気を博した。しかし、2012年2月にケンタロウ氏がバイク転倒事故で長期療養に入り降板。同年8月からは現在のタイトルに変更され、料理家の栗原心平氏が出演している。現在のコンセプトは「ほのぼのとした時間が流れるおしゃべりな料理番組」だが、料理のほとんどは栗原氏が担当している。その間、国分氏はシンクに両手をついたり、腕組みをしたりしながら見ていることが多く、たまに包丁を持っても「お手伝い程度」だったという。

2018年4月に放送10周年イベントが開かれた際には、国分氏自身が「家ではあまり料理をしていない」と告白する一幕もあった。番組はあと3年で放送20周年を迎えるが、国分氏に料理の上達があまり見られないことに疑問視する視聴者も存在した。

共演者やスタッフとの関係性:報じられたパワハラ疑惑

6月21日配信の『smart FLASH』では、『男子ごはん』の現場でも国分氏のパワハラ行為が常態化していたと報じられている。何かトラブルがあると、「なんでこんなことが出来ないんだ」とスタッフを叱責していたという内容だ。オンエア上でも、栗原氏との会話に盛り上がりが欠けることがあり、互いの距離があまり縮まっていないようにも見えたとの指摘もあった。もし、パワハラ疑惑が事実であれば、番組の重い雰囲気がオンエアにも滲み出ていた可能性も考えられる。

今回の騒動をきっかけに、『男子ごはん』での国分氏の振る舞いに対するX(旧ツイッター)やネット上での厳しい声が改めて上がっている。「スタッフとか共演者に対する態度が年々パワハラ気質になっていってたから最近はすっかり見なくなってた」「テレ東の男子ごはんでいつも腕を組んで何もしないでいて最後に食事をする番組で違和感しかなかった」「心平ちゃんは国分太一に対して一線引いて接してる感あった」「太一くんが心平ちゃんに『豚じゃん!!www』って言った時の顔と言い方で人間的にマジで無理ってなった」といったコメントが投稿されている。

活動休止の結末:番組を守れなかった背景か

番組10周年スペシャルで、病気療養中のケンタロウ氏から手紙が寄せられた際、国分氏は「今後ともケンタロウさんと一緒に3人で頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」と深々と頭を下げていた。しかし、今回の事態により、ケンタロウ氏が復帰するまで番組を守り続けるという約束は果たされなくなった。一連の報道が事実であれば、今回の活動休止と番組降板は、まさに「身から出た錆」と言えるのかもしれない。

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