ゆにばーす川瀬名人、ホームレス生活へ転落させた「彼女の裏切り」明かす

お笑いコンビ「ゆにばーす」の川瀬名人が、M-1グランプリ優勝という目標を追いかける多忙な芸人活動の裏で経験した、壮絶な過去を語った。大学卒業後に芸人を志し上京。初めてできた彼女と同棲生活を始めるも、予期せぬ出来事が起こり、家を失いホームレス生活を余儀なくされたという。その転落のきっかけには、「彼女の裏切り」があったことを明かしている。

上京、同棲、そして芸人の道へ

川瀬名人は26歳で関西の大学を卒業後、芸人になる夢を追って東京へと向かった。19歳から付き合い始めた初めての彼女と共に上京し、都内での同棲生活をスタートさせた。彼女を連れてきた手前、何としても早く売れたいという思いが強く、個人経営のカラオケ店でのアルバイト以外の時間は、ほぼ全てをネタ作りや相方とのネタ合わせに費やした。芸人としての活動に没頭するあまり、次第に家に帰らない日が増えていったという。

ゆにばーす 川瀬名人と相方のはら、芸人として活動ゆにばーす 川瀬名人と相方のはら、芸人として活動

増していく「違和感」の正体

彼女は仕事をしていたため、川瀬がネタ合わせなどから帰宅しても不在がちで、二人の間ですれ違う日々が続いていた。そんな状況の中、自宅の中でこれまでになかった「違和感」を感じるようになる。特に目についたのは、家の中に落ちている「長い髪の毛」が増えたことだった。川瀬自身も彼女も髪が短かったため、これはおかしいと感じたが、彼女は「友達が遊びに来た」と説明し、最初はそれを信じていた。しかし、決定的に疑念が深まる出来事が起こる。ある日、部屋に「タバコの吸い殻」が落ちているのを発見したのだ。これは明らかに友達の訪問だけでは説明がつかないと考え、彼女への不信感が徐々に募っていった。

決定的証拠、そして衝撃の事実

そして極めつけの「違和感」は、洗面台で目の当たりにしたものだった。川瀬は青、彼女は赤の歯ブラシをそれぞれ使っており、洗面台に並べて置いていた。しかしある日帰宅すると、見慣れない「黄色の歯ブラシ」が二人の歯ブラシの真ん中に並べられていたという。あまりにも堂々とした状況に、川瀬は「これは明らかにおかしいし、間違っている」と強く感じた。本来、パートナーのプライバシーを侵害する行為は絶対にしてはいけないことだと理解しつつも、抑えきれない疑念から彼女の携帯電話を見てしまった。そこで彼が知ったのは、衝撃的な事実だった。彼女が別の男性と会っており、その男性が二人の家に頻繁に出入りしていることが判明したのだ。さらに、川瀬が夜間のアルバイトで家を空ける隙を狙って、その男性が翌週も自宅に来る計画があることまで、携帯の履歴から分かってしまったという。

彼女の携帯電話からパートナーの裏切りと不貞行為を知ってしまった川瀬名人。この時の経験と信頼していた相手からの裏切りは、彼がこの後直面することになる、過酷なホームレス生活へと転落する決定的な一因となった出来事だったと語っている。