立憲民主党の米山隆一衆院議員が23日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、22日に投開票された東京都議会議員選挙で地域政党「再生の道」から立候補した全候補者42人が落選した件について言及しました。
「再生の道」の選挙結果とその背景
前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏（42）が代表を務める「再生の道」は、今回の都議選に42人の候補者を擁立しました。これらの候補者は、1128人の公募者の中から3度の試験とYouTubeでの公開最終面接を経て選抜されたとされています。政策については各立候補者に委ねられていましたが、結果として擁立した候補者全員が議席を獲得できず、落選しました。
米山氏による石丸氏への厳しい見解
米山氏は、この結果に対し、「石丸氏の『再生の道』は議席獲得ゼロです」と明確に指摘しました。さらに、石丸氏への注目は、直前の東京都知事選挙における「予想外の健闘（実は勝利ではない）」によって形作られたものだと分析。「今後石丸氏を注目する人はほぼいなくなるでしょう」と、その後の影響力が低下するとの予測を示しました。そして最後に、「完全な敗軍の将の下に、集まる兵士はいません」という言葉で、厳しく締めくくっています。
都議選「再生の道」の落選について言及した米山隆一衆院議員
関連する「識者」への批判も
米山氏は、自身が過去にYouTubeチャンネル「ReHacQ－リハック－」で日大危機管理学部の西田亮介教授と激論を交わしたことに触れました。西田教授は石丸氏との共著で「日本再生の道」（幻冬舎）を出版しています。米山氏は、この書籍に書かれている内容が「如何に見当違いであったか」が今回の選挙結果で明らかになったとし、「認める事はないんでしょうね」と述べています。そして、「何の分析もなく目の前の流行に飛びつき、現状を追認する理屈を述べるだけの『識者』の言を、真に受ける必要などありません」と、関連する一部の「識者」に対しても痛烈な批判を展開しました。
結論
東京都議会議員選挙で「再生の道」の全候補者が落選したことを受け、立憲民主党の米山隆一衆院議員は、代表である石丸伸二氏の今後の政治的影響力について極めて否定的な見解を示し、関連する一部の評論家についても厳しく批判するコメントを自身のXに投稿しました。
出典：Yahoo!ニュース
