日本で開催されたラグビー・ワールドカップ(W杯)で、日本戦全5試合の東京都23区内の水道使用量が、ハーフタイムや終了後に急激に上昇し、予選を勝ち進むにつれて変化が大きくなったことが、都水道局の調べで判明した。サッカーの日本代表戦など、注目する国際大会では同じ傾向にあるが、ラグビーW杯でも試合中はテレビ中継に熱中し、トイレや風呂などを我慢する実態が浮き彫りになった。
ラグビーW杯日本戦では、5試合のいずれともハーフタイムと試合終了後に水使用量が上昇。特に予選最終戦で、決勝トーナメント進出がかかったスコットランド戦(10月13日)では、試合終了前後で試合中の約1・6倍(毎時5・6万立方メートル)アップと、最も使用量が増えていたという。
都水道局は、水の安定供給のため、さまざまなデータを収集・分析。刻々と変化する水使用量に応じて、水圧や水量をきめ細やかに調整しているという。