松岡昌宏、国分太一巡る騒動・TOKIO解散に言及「大変申し訳ない」舞台稽古で謝罪

TOKIOの松岡昌宏(48)が27日、愛知・東海市芸術劇場で行われた主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」の前日稽古に臨み、報道陣の取材に応じた。メンバーの国分太一(49)を巡る一連の騒動と、それに続く株式会社TOKIOの解散について、初めて公の場で心境を語った。

騒動の背景と経緯

事の発端は、日本テレビが20日に国分太一氏に過去のコンプライアンス問題行為が複数あったとして、「ザ!鉄腕!DASH!!」への出演見合わせを発表したことだ。同局の福田博之社長も会見で説明を行ったが、プライバシーを理由に詳細の公表は避けた。同日、国分氏は無期限の活動休止を表明。そして、わずか5日後の25日には、所属する株式会社TOKIOが解散を発表するに至った。

舞台稽古後、報道陣に囲まれ、国分太一氏に関する騒動について謝罪し説明する松岡昌宏舞台稽古後、報道陣に囲まれ、国分太一氏に関する騒動について謝罪し説明する松岡昌宏

松岡昌宏の謝罪と釈明

松岡は冒頭、「この度は国分太一のことでご迷惑をおかけしております。お騒がせして大変申し訳ありません」と深々と頭を下げ、一連の事態について謝罪した。これは、TOKIOメンバーとして騒動について肉声で語る初の機会となった。国分氏のコンプライアンス違反が頻繁に続いていた可能性や、なぜ注意できなかったのかという声について触れつつも、松岡は「キレることはなかった。彼は熱い男なんで、そういうのは…」と、国分氏がすぐに感情的になる人物ではないと擁護した。また、問題行為が「それがいつの時代の話かも分からないですが、今はないですし、彼がキレてしまってどうのこうのというのはない」と、時期や現在の状況についても言及した。「DASH村では?」という具体的な問いに対しては、「DASH村ではない」と明確に否定した。

「DASH村」と福島県との長年の絆

TOKIOは2000年から日本テレビ系の番組「ザ!鉄腕!DASH!!」内で、「DASH村」と題した企画で新たな村づくりに挑戦してきた。地元住民と協力しながら農業に取り組む中で、2011年の東日本大震災後には、「DASH村」が福島県浪江町にあることが公表され、原発事故による風評被害に苦しむ福島県の農産物PRに精力的に貢献してきた。2021年には、福島県が復興応援プロジェクトとして「TOKIO課」を設置するなど、国分氏を含め、TOKIOは福島での活動を通じて広く知られていたグループだった。そのような場所での問題行為を否定した松岡の発言は注目される。

今後の行方

今回、松岡昌宏氏が公の場で国分太一氏に関する騒動と株式会社TOKIOの解散について語ったことは、ファンや関係者にとって大きな意味を持つ。謝罪と共に、国分氏の人物像や問題行為の背景について説明を加えることで、事態の沈静化を図る意図も見て取れる。長年福島復興にも貢献してきたTOKIOだけに、今回の件が投げかける波紋は大きい。メンバーそれぞれが今後どのような活動をしていくのか、その動向が注視される。