6月22日、TOKIOの国分太一が、複数のコンプライアンス違反を理由に芸能活動を無期限休止すると発表した。さらに25日には、所属するTOKIOが突然の解散を表明。この一連の動きは世間に大きな衝撃を与えている。報じられたセクシャルハラスメント疑惑に加え、彼の「裏の顔」も取り沙汰されている状況だ。
温和で面倒見が良いというイメージが浸透していた国分太一だったが、スポーツ紙や週刊誌では、番組スタッフに対する常習的なパワーハラスメント的言動が報じられている。立場が下の人間には横柄な態度を取ったり、逆ギレしたりしていたという複数の証言が出ていると芸能記者は伝えている。
ショックを受ける声と同時に、視聴者からは「そういえば…」と思い出す声も聞かれた。それは、TOKIOが長年ライフワークとしてきた人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の企画、「新宿DASH」での出来事だ。
視聴者の記憶に残る『ザ!鉄腕!DASH!!』でのパワハラ疑惑
二宮和也との「新宿DASH」昆虫企画
「新宿DASH」企画では、一時期、夏になると国分太一と嵐の二宮和也がカブトムシ探しに向かう様子が放送されていた。しかし、二宮は生粋のインドア派で、大の虫嫌いとして知られている。虫におびえる二宮を国分がいじり倒し、セミをくっつけたり、カブトムシを無理やり触らせようとするのがお決まりのパターンだった。
バラエティ番組であるため、二宮は本気で嫌がりながらも企画には全力で取り組んでいた。しかし、執拗に虫を触らせようとする国分太一の「パワハラ的」とも取れる言動に、当時から不快感を示す視聴者の声があったのも事実だ。今回の報道を受け、SNS上では当時の出来事を思い出し、頷く声が多く集まっている。
ザ鉄腕DASH「新宿DASH」で虫を嫌がる二宮和也に昆虫を見せる国分太一
「放送当時も言ってたけど、国分がニノに無理やり虫持たせようとしてたの、正直虫嫌いとしては見ていて気分の良いものではなかった」
「今考えるとダッシュで国分くんが二宮くんに虫とかイモリ触らせてギャハハってやってたの、国分くんの裏の顔が現れてたのか…」
「太一くんなー、夏休みのニノミヤくんとの絡みで、毎年虫が苦手なニノミヤくんに、ムリヤリ虫を触らせようとするのがイヤで、あのシリーズ見なかったんだよなー」
といった、当時の違和感を指摘する声が多数投稿されている。
後輩からの証言:番組内での強制的な言動
そうした国分太一の言動には、後輩からも苦情が出ていたことが示唆されている。
二宮和也が語った「ししとう」事件
二宮和也は、2018年6月に出演した国分がMCを務めていた番組『ビビット』(TBS系)で、「あなたの周りの傲慢な人」というテーマで国分太一の名前をあげた。二宮は番組ロケで国分から無理やり「ししとう」を買わされたエピソードを明かし、「そんなことあります?(国分から)買わされて、その後も育て続けさせられて……」とぼやいた。国分太一が「そんなに嫌だったの?」と聞くと、二宮は「本当に嫌だったよ」と率直に語っていた。
V6ラストコン後の「地獄の時間」発言
V6の三宅健も、2021年11月におこなわれたV6のラストコンサートでの国分太一の振る舞いについて、自身のラジオで言及している。ゲスト出演していた井ノ原快彦が、コンサート後の様子を「後輩たちにとっては “地獄の時間” だよ」と言い出すと、三宅も「太一くんのせいでね」「今日のV6のラストコンサートの感想を一人ひとり言っていきましょう、っていう地獄の会が始まっちゃったんでしょ?」と解説した。後輩たちは、V6メンバーや事務所の先輩の前で、一人ひとり感想を述べることを強要されたという。
森田剛が公言した「国分さん嫌い」
また、後輩で国分太一を「嫌い」と公言していることで有名なのは、元V6の森田剛だ。2019年1月に出演した『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では、国分から連絡先を聞かれても「嫌ですよ」とはっきり断っている。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、国分を指して「僕、嫌いなんです」と明確に話したこともあった。
これらのエピソードを今改めて見ると、やはり国分太一に思うところのある後輩も少なくなかったのではないか、と思わされる。
コンプライアンス違反による芸能活動無期限休止、そしてTOKIOの電撃解散という事態の背景には、報じられているパワハラ的言動や、かつて番組内や公の場で後輩たちから示唆されていた言動との関連性が指摘されている。現在は自宅で「雲隠れ生活」を送っているという国分太一。先輩の窮地に、後輩たちの胸中は複雑だろう。
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