日本テレビは7日、人気バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(後7:00~後8:54)の公式サイトを通じ、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さん(47歳)が番組ロケ中に負傷したことを発表しました。診断は骨折の疑いがあり、回復には数ヶ月を要する見込みとのことです。
番組公式サイトに掲載された「番組ロケ中の出演者の怪我について」と題された文書によると、事故は7月4日(金)にベトナムで行われた『ロッチ中岡のQTube』企画の収録中に発生しました。
『世界の果てまでイッテQ!』のロケ中に怪我をしたお笑いコンビ、ロッチの中岡創一さん
ロケ中の詳細な状況と診断
事故は、モーターボートを使用した人気動画の再現に挑戦した際に起こりました。この挑戦中に中岡さんはお尻を強く打ち付け負傷しました。
日本テレビは、事故発生後ただちにロケを中断し、現地で病院での診察を受けさせたと説明しています。現地での診断結果は「第2腰椎圧迫骨折疑い」でした。全治には数ヶ月を要する見込みと伝えられています。今後は帰国後、日本の医療機関で精密検査を行い、より詳細な診断が確定される予定です。
日本テレビと中岡本人のコメント
今回の負傷事故を受け、日本テレビは公式サイトで「怪我をされた中岡さんをはじめ、関係者の方々、ご迷惑をおかけした皆様に、心よりお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明しました。さらに、今後の番組制作においては「あらゆる角度からの安全確認をより一層徹底し、再発防止につとめてまいります」と、安全対策の強化を約束しました。
中岡さん本人もコメントを発表しました。怪我については「ベトナムで尻もちついて怪我してしまいました」と報告しつつ、「強い阪神のおかげで心は癒やされております。ご心配なく」と現在の心境を明かしました。年齢を重ねたことによる身体の変化にも触れつつも、「沢山の方々に、バカだなぁと笑ってもらいたい!という気持ちを変わらず持ち続け頑張っていきますので、よろしくお願いします」と、変わらぬ芸人としての意欲を示しました。
また、中岡さんは『イッテQ!』という番組への特別な思いを語っています。「私、ロッチ中岡にとって、本気になって我も忘れて夢中で挑める番組があることは、本当に何にも代え難い幸せな事です」とし、そのような番組での怪我に「何の後悔もございません」と断言しました。最後に、「まずは、これからご迷惑かけるワイフに沢山甘えたいと思います」と締めくくっています。
過去の事故と中岡創一さんの経歴
『世界の果てまでイッテQ!』の同企画『ロッチ中岡のQTube』のロケ中には、過去にも中岡さんの負傷事故が発生しています。2022年3月には、ロケ中に右足関節外踝を骨折し、全治2ヶ月と診断されたことが番組公式サイトで発表されていました。
中岡創一さんは1977年12月8日生まれ、奈良県出身です。2005年にコカドケンタロウさんとお笑いコンビ「ロッチ」を結成しました。2008年にフジテレビ系バラエティ『THE THREE THEATER』へのレギュラー出演をきっかけに広く知られるようになり、人気を集めました。ロッチとして、2009年、2010年、2015年には『キングオブコント』決勝に進出しています。現在は、『世界のなんだコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)や今回の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)など、多数のテレビ番組で活躍しています。
今後の見通し
今回の腰椎圧迫骨折疑いという診断は、数ヶ月にわたる療養が必要となる可能性が高く、今後のテレビ出演や活動に影響が出るものと見られます。本人の回復を願うとともに、テレビ番組制作における安全管理の重要性が改めて問われる事例となりました。