中田花奈、5年ぶり2nd写真集『掻き立てる』発売 韓国撮影秘話と変化を語る

元乃木坂46メンバーで、現在はタレント、プロ雀士、麻雀カフェ「chun.」のオーナー店長と多岐にわたり活動する中田花奈が、約5年ぶりとなる2nd写真集『掻き立てる』(講談社)を発売した。撮影地は韓国で、タイトルには「私への想いを膨らませてほしい」といった意味が込められているという。この写真集発売に際し、中田花奈がグラビアへの愛、この5年間での自身の変化、そして30代への目標などを語った。

長らくグラビアの仕事が好きで、乃木坂46卒業後も継続したいと考えていたという中田だが、正直なところ写真集を再び出すのは難しいだろうと思っていたという。そのため、今回写真集のオファーを受けた際は、「本当にうれしく、ありがたかった」と当時の心境を明かしている。

撮影地として韓国を希望した理由について、中田は「撮影すること自体が好きなので場所は問わなかったが、ロケーションは大事なので『韓国に行ってみたい』とお伝えした」と語る。実際に韓国での撮影は楽しく、修学旅行以来数年ぶりの訪問だったという。

撮影中の印象深いエピソードとして、表紙にも採用されたという浴槽でのカットを挙げた。浴槽に施されたおしゃれなタイルを見て、「日本と海外でこういったところも違うんだなと驚いた」と話す。また、撮影中の軽食として提供された、具の入っていない細く短い海苔巻きを主食におかずを食べる韓国スタイルを経験し、「日本とは違う食べ方でおもしろかった」と振り返った。

食事に関しては、撮影期間中は体形維持のためほとんど食べられなかったと語った。しかし、数年前に日本でも流行したグリークヨーグルトは現地で味わうことができ、自身が経営するカフェでも提供しているため「本場のものを食べることができてうれしかった」という。さらに、大好物だという韓国の伝統菓子「ヤッカ」は、帰国前に大量に購入するほど堪能したようだ。

1st写真集から約5年が経過した今回の写真集について、中田は変化を感じているという。今回担当したカメラマンの笠井爾示氏は、乃木坂46卒業後も度々中田のグラビアを撮影しており、最も多く彼女を撮り続けている人物だ。1st写真集では自身の意見も多く取り入れたが、今回は「私を使って作品を作ってほしい」という想いが強く、信頼する笠井氏に多くを任せた部分があるという。内容面でも、アイドル写真集によく見られるような「何かを食べているカット」や「笑顔」は少なく、「すべて意味のあるショットになっていると思う」と述べ、これまでのグラビアとは一味違う仕上がりになっていることを示唆した。

元乃木坂46 中田花奈、写真集『掻き立てる』からのグラビアカット元乃木坂46 中田花奈、写真集『掻き立てる』からのグラビアカット

今回の写真集は、5年間の活動を経て変化した中田花奈の「今」を捉えた一冊と言えるだろう。グラビアという表現方法を通して、彼女が読者に「掻き立ててほしい」と願う想いが込められている。多方面で活躍する彼女の、プロフェッショナルとしての新たな一面が感じられる作品となっている。

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