イギリス・ロンドンで、救急車が衝撃的な襲撃を受けました。救急隊に救命処置を受けたばかりの患者が、突然車両に暴行を加えたのです。この異様な出来事はカメラに捉えられ、救急隊員は恐怖を感じたと報じられています。男は酒に酔っていたとみられ、後に罰金と禁酒が命じられました。
救助されたはずの患者がなぜ… ロンドンで起きた衝撃的な出来事
真夜中、ロンドンで救急隊員が遭遇したのは、救急車に飛び乗り襲いかかる男の姿でした。隊員が「まるでホラー映画のようだった」と振り返る恐怖の光景です。 実はこの男、その直前に救急隊が現場となった住宅で救命処置を施した患者その人でした。隊員が処置を終え、帰ろうとしたまさにその時、助けたはずの男が猛スピードで路上に止まっていた救急車に襲いかかってきたのです。男はためらうことなく救急車の窓ガラスを破壊しました。そして一度は車から降りましたが、再びよじ登り、窓を踏みつけていたのです。
イギリス・ロンドンで救急車に飛び乗り暴行を加える男
窓を破壊、レンガで執拗に攻撃… 緊迫の一部始終
救急車に乗っていた救急隊員は「立ち向かうべきか、中に留まるべきか、追い詰められた状況だった」と当時の恐怖を語っています。助けた患者に襲われるという、まさに異常事態でした。 男はその後も現場から立ち去ろうとする救急車にしつこくよじ登り、腕を振り上げて車両を何度も叩き続けました。よく見ると、男の手にはレンガがしっかりと握られていました。 フラフラとした足元で、なぜそこまでして救急車への攻撃を執拗に続けたのか。その姿はカメラに記録されていました。 現場に駆けつけた警察に拘束された男は、酒に酔って救急隊員に暴行を加えたことを認めました。裁判所は男に対し、約2万2000円の罰金と4ヶ月間の禁酒を命じる判決を下したとのことです。
イギリス・ロンドンで起きたこの救急車襲撃事件は、救急隊員が直面しうる危険を浮き彫りにしました。救命処置を行った患者が酒の酔いにより暴行に及んだという異例の事態は、罰金と禁酒という形で決着しました。
出典：「イット！」（7月4日放送）
