GACKT、異常事件の増加は「食の質低下」が原因と警鐘

歌手のGACKT(52)が自身のX(旧ツイッター)を更新し、近年多発する異常事件の背景に、食の質低下が関係しているとの持論を展開しました。彼は、社会が抱える問題の根源に、私たちが日々口にする食べ物が深く関わっている可能性を指摘しています。

日本社会を覆う「異常事態」へのGACKTの懸念

GACKTは、住宅で発生した首切断事件の報道を引用し、「こんなことって、昔はそうそうなかったと思うが、どんどん日本がおかしくなってるのか、世界全体がおかしくなってるのか…。ボク自身もよくわからなくなってる」と、現在の日本社会の異常性に強い懸念を示しました。さらに彼は、「ちょっと異常としか言えない事件が多すぎないか?なんなんだろう。心が壊れているヤツが最近増えすぎじゃないか?」と問いかけ、現代における人々の精神状態の不安定さに警鐘を鳴らしました。

食の質低下が引き起こす「人間の異常性」

GACKTは、こうした異常事件の背景にある人間の行動の異常性が上昇している理由の一つとして、「食べ物の質の低下」を挙げます。もちろん、ストレスなどの外因性も前提としながらも、彼は食の安全性が私たちの体だけでなく、にも多大な影響を与えているという見解を強調しました。「【食べたものが体になる】これは誰もが知っていること。だけどまさか自分の口にしているものが、脳にも支障をきたしているなんて思ってもいない人がほとんどだろう」と指摘。現代社会では、農薬合成肥料添加物遺伝子操作された食品などによる食物汚染が進み、本当に安全な食材を見つけることが極めて困難になっている現状を訴えました。

GACKT氏がX(旧Twitter)で社会問題について持論を語る様子GACKT氏がX(旧Twitter)で社会問題について持論を語る様子

漫画が描く「食」の未来と日本の食品問題

さらにGACKTは、かつてアニメ『未来少年コナン』で描かれた「ゴミを機械に通すと食事に変える装置」が、現代社会において「黙示録そのもの」と重なる恐ろしさを語りました。彼は、昆虫食の推進や、多くの食品会社が本来人が口にすべきではない油を平気で使う実態を具体例として挙げ、警鐘を鳴らしています。また、「手塚治虫さん然り、多くの漫画家の書いてあることが予言書のように感じるのも怖い話」と述べ、フィクションが現実となりつつある現状に危機感を募らせました。特に日本の食品品質には深刻な問題が多く、アメリカや諸外国から粗悪なものを強制的に買わされる国のあり方について疑問を呈し、「これ、本当に真剣に向き合っていかないとみんなに返ってくることだぞ?」と国民全体に強いメッセージを送っています。

結論

GACKTがX(旧Twitter)で発信した食の安全に関する持論は、現代社会が抱える深刻な問題、特に異常事件の増加と、見過ごされがちな食品の質との関連性について、私たちに改めて深く考えるきっかけを与えています。彼の指摘するように、真剣にこの問題と向き合い、安全な食の未来を追求することが、健全な社会を維持するために不可欠であると言えるでしょう。

参考文献