ブラマヨ吉田、因縁のKONANとの過去を告白 M-1優勝前後での関係性変化とは?

お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬(52)が、テレビ朝日系の番組「耳の穴かっぽじって聞け!」(月曜深夜1・58)に出演し、女性アイドルグループSDN48の元メンバーであるタレントのKONAN(40)との間にあった過去の「挨拶無視」エピソードを明かしました。この告白は、M-1グランプリ優勝という転機を挟んだ二人の関係性の変化、そして吉田が感じていた当時の複雑な心境を浮き彫りにしています。

M-1優勝前夜:無名時代の「ガン無視」体験

この出来事は、ブラックマヨネーズが漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2005」で優勝を果たす前の、彼らがまだ全国的に知られていなかった関西での時代にさかのぼります。当時、関西の番組で前説(番組のオープニングアクト)を担当していた吉田は、出演者として来ていたKONANに挨拶をしました。しかし、KONANからの返答はなく、完全に無視されてしまったといいます。吉田はその時の心境について、「めちゃくちゃ無視するやんこいつ。関西で全然知られてないからって」と、自身がまだ無名であったことが理由だと決めつけていました。この経験は、吉田の中に深い印象を残したようです。

ブラマヨ吉田敬が過去の経験を語る番組出演時の様子ブラマヨ吉田敬が過去の経験を語る番組出演時の様子

M-1優勝後:『ロンドンハーツ』での再会と「仕返し」

M-1グランプリで優勝し、翌年に人気番組『ロンドンハーツ』に出演した吉田は、そこで再びKONANと顔を合わせることになります。当時行われていた企画は「グラビアタレントに一番モテる芸人」というもので、吉田は前年ゼロ票だったにもかかわらず、この回ではKONANから唯一の1票を獲得しました。しかし、この意外な一票に対し、吉田は「“ここで私が1票入れます”ってしたら注目浴びるからだと。俺は決めつけた」と語り、KONANが自身の知名度を上げるための戦略として投票したのだと解釈しました。そして、過去の「挨拶無視」への仕返しとして、「KONANちゃんにスポットを当たらへんようにだけした」と、KONANが目立たないように振る舞ったことを明かしました。

その後の関係性と和解、そして当時の「余裕のなさ」

吉田はその後、KONANとパチンコ番組での共演などがあり、「一応、和解はあんねんけど」と、現在ではわだかまりがないことを示唆しました。しかし、過去を振り返り、「それぐらい余裕なかった」と、M-1優勝前後の自身の精神状態が不安定であったことを認めました。このエピソードは、芸能界における人間関係の複雑さや、名声が人々の間に生み出す心理的な影響を浮き彫りにするものであり、吉田敬の率直な語り口が、当時の切実な感情を伝えています。

今回の吉田の告白は、彼自身の過去の経験と、有名になることで変化する周囲の反応、そしてそれに対する自身の向き合い方を深く考察させるものとなりました。芸能界という厳しい世界で生き抜く中で、彼が感じてきた葛藤や成長が垣間見える貴重なエピソードと言えるでしょう。

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