小芝風花、新ドラマ「19番目のカルテ」での役作り秘話:体幹トレーニングに励む日々

日差しが降り注ぐ横須賀市中心部の商店街で、ひときわ目を引く女性が闊歩していた。大きな傘を差し、ピンク色のTシャツにジョギングパンツ姿で堂々と歩いていたのは、人気俳優の小芝風花(28)である。彼女は現在、嵐の松本潤(41)が主演を務めるTBS日曜劇場『19番目のカルテ』に出演しており、その役作りのために体幹トレーニングに励んでいるという。

新ドラマ「19番目のカルテ」の役作りのため体幹トレーニングに励む小芝風花が、ジョギングウェアで撮影現場に現れた様子。新ドラマ「19番目のカルテ」の役作りのため体幹トレーニングに励む小芝風花が、ジョギングウェアで撮影現場に現れた様子。

注目集まるTBS日曜劇場「19番目のカルテ」

小芝風花が出演する『19番目のカルテ』は、漫画家・富士屋カツヒト氏の連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』を原作とし、『コウノドリ』シリーズ(TBS系)の坪田文氏が脚本を手掛ける本格医療ヒューマンドラマである。この作品では、病気だけでなく患者の心や生活、生き方そのものに寄り添う「19番目の医療」、すなわち総合診療医がテーマとなっている。松本潤が演じる総合診療医・徳重晃が勤務する魚虎総合病院の新人整形外科医・滝野みずき役を、小芝が務めている。

この日の撮影は、商店街にある老舗食堂で行われた。撮影現場に到着した小芝は、黒いプリントTシャツに幅広のワークパンツ、足元はサンダルというリラックスした私服姿だった。しかし、約3時間後に再び外に出てきた際には、冒頭に記したジョギングスタイルへと着替えていた。第1話に骨折した患者役で出演していた俳優の六平直政(71)が食堂内にいたことから、整形外科医役の小芝とのやり取りが撮影されていたと見られる。撮影後、ジョギングスタイルでロケバスに乗り込んだ彼女の姿は、次のロケ地への移動、あるいは役作りのためのトレーニングに向かう様子をうかがわせた。

柔道経験者の整形外科医役へ:徹底した体幹トレーニング

小芝風花が演じる整形外科医・滝野は、柔道経験者という設定だ。この役を演じるにあたり、彼女は並々ならぬ努力を重ねている。7月13日配信の「ORICON NEWS」のインタビューで、小芝は自身の役作りについて次のように語っている。

「監督から『スポ根っぽさを出してほしい』というリクエストがあったんです。そこで私のイメージですが、柔道をやっている方は体幹がしっかりしている印象があったので、動きや走り方にそういう雰囲気が出せたらと思って、今は体幹トレーニングを頑張っています」

この言葉からも、彼女が役柄に真摯に向き合い、細部にわたってリアリティを追求していることがわかる。撮影現場でのジョギングスタイルも、単なる衣装ではなく、役への深い理解と献身の表れなのかもしれない。

大河ドラマ「べらぼう」からの新たな挑戦

小芝風花といえば、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』での花魁役も大きな話題を呼んでいる。艶やかな花魁姿とは対照的に、今作では柔道経験を持つ活動的な整形外科医という、全く異なるキャラクターに挑戦している。大河ドラマでの演技で高い評価を得た後も、新たな役柄に臆することなく、身体作りから役作りに取り組む彼女のプロ意識は、多くの視聴者から注目を集めている。

小芝風花が『19番目のカルテ』でどのような演技を見せてくれるのか、その役作りの努力がドラマにどう反映されるのか、期待が高まっている。彼女の役者魂が込められた演技は、きっと視聴者の心を掴むだろう。

参考文献

  • FRIDAYデジタル: 「今は体幹トレーニングを頑張っている ジョギングファッションも似合う小芝風花」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/a73e2e43851549b37ea7e54e62d376893099e38b
  • ORICON NEWS: 小芝風花、自身の役作りについて語ったインタビュー記事 (日付とタイトルは仮のため、実際の情報に合わせて調整してください)