沖縄本島北部に位置する今帰仁村に、2024年7月25日、新たな体験型テーマパーク「ジャングリア沖縄」がグランドオープンしました。広大な敷地を活かした22のアトラクションと、大自然と一体化する世界最大級のスパ施設を擁し、開業前から注目を集めています。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が、静岡の読者に向けて、この新テーマパークの魅力を深掘りし、静岡空港からのANA直行便を活用したアクセス方法や、沖縄滞在を満喫するためのヒントを解説します。
沖縄に誕生した新体験テーマパーク「ジャングリア沖縄」の魅力
「ジャングリア沖縄」は、元ゴルフ場の広大な敷地（事業面積約60ヘクタール）に建設され、多様なアトラクションが展開されています。中でも最も人気を集めるのは「ダイナソーサファリ」です。12人乗りの大型オフロード車に乗り込み、肉食恐竜T-REXから猛スピードで逃げ惑うという、そのスケールの大きさには圧倒されます。
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沖縄新テーマパーク「ジャングリア沖縄」のエントランスに立つ航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏]
他にも、高さ約20メートルから両手を広げて空を飛ぶような体験ができる「スカイフェニックス」、やんばるの森に生息する動物たちがコミカルに案内してくれる「やんばるフレンズ」、そして直径約23メートルの巨大気球で標高200メートルを超える高さから山と海の壮大な景色を堪能できる「ホライズンバルーン」など、大人も子供も楽しめるアトラクションが揃っています。
アトラクションの合間には、ぜひ「スパジャングリア」を訪れてみてください。ここでは大自然と一体化した世界最大級のインフィニティ風呂が楽しめ、そこから望む景色はまさに絶景です。内風呂には美肌効果のある天然温泉もあり、別料金ではありますが、その価値は十分にあります。
静岡からの直行便！ANA便を活用したスムーズなアクセス
沖縄へのアクセスは、静岡空港からANAの直行便が毎日運航しており、非常に便利です。コロナ禍で一時季節運休があったものの、2023年7月以降は通年運航に戻っています。特に8月の運航スケジュールは、静岡空港を午後0時45分に出発し、那覇空港に午後3時10分に到着。帰りの便は那覇空港を午前11時10分に出発し、静岡空港に午後1時20分に到着となります。乗り換えなしで移動できる直行便は、時間短縮にも繋がり、旅の疲れを軽減してくれます。
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大自然と一体化した「スパジャングリア」の世界最大級インフィニティ風呂]
ジャングリア沖縄を存分に楽しむための旅行プランとしては、那覇空港に到着後、レンタカーなどを借りてホテルにチェックインし、翌日朝からジャングリア沖縄を満喫する1泊2日の行程がおすすめです。もし可能であれば、3泊4日や4泊5日の滞在も理想的です。3日目以降はリゾートホテルでゆっくり過ごしたり、沖縄美ら海水族館やハートの岩がフォトスポットとして人気の古宇利島など、周辺の観光スポットを巡るのも良いでしょう。
開業後の課題とジャングリア沖縄を楽しむための実践的ヒント
ジャングリア沖縄の開業後、いくつかの課題も浮上しています。当初懸念された周辺道路の交通渋滞は目立っていませんが、アトラクションへの入場待ち時間が常態化しているという声が相次いでいます。特にアプリのトラブルが整理券配布に影響を与えるケースも見られますが、それ以上に、一つのアトラクションの待ち時間が長いため、1日で楽しめるアトラクションの数が限られることが今後の課題となりそうです。
また、屋外型施設であるため、天候の影響も避けられません。鳥海氏が訪れた際にもスコールがあったほか、開業後の7月25日にも大雨でほとんどのアトラクションが一時見合わせとなりました。雨の日の過ごし方を事前に考えておく必要があるでしょう。
待ち時間を気にせずアトラクションを楽しむためには、事前に「プレミアムパス」を予約するのが有効です。990円から2970円で販売されており、スムーズに入場が可能になりますが、非常に人気が高いため早めの予約が必須です。アクセス方法としてはレンタカーの他に、那覇空港や那覇市内中心部から運行されているバス「ジャングリア エクスプレス」を利用することも可能です。オフィシャルホテルに宿泊すればバスの利用がさらに便利になります。
まとめ
「ジャングリア沖縄」は、沖縄北部エリアの新たなランドマークとして、壮大な自然の中でスリル満点のアトラクションと癒しのスパを提供するテーマパークです。開業直後ならではの課題もあるものの、静岡空港からANA直行便でアクセスできる利便性を活かし、事前準備をしっかり行うことで、その魅力を最大限に満喫することができます。この夏、静岡から直行便に乗って、進化する沖縄の新たなテーマパークをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 日刊スポーツ連載「鳥海高太朗の静岡深掘り」
