高市早苗氏の経歴「米連邦議会立法調査官」をひろゆき氏が疑問視 二重国籍か経歴詐称か?

「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、自民党の高市早苗氏の過去の姿とみられる画像についてコメントしました。この画像に記された「元米連邦議会立法調査官」という肩書を巡り、ひろゆき氏は二重国籍や経歴詐称の可能性を指摘し、再び議論の火種となっています。

ひろゆき氏がXで問いかけた「高市早苗氏の経歴」

ひろゆき氏は、番組出演時とみられる若き日の高市早苗氏の前に「高市早苗 元米連邦議会立法調査官」とテロップが表示されている画像を投稿。これに対し、「一部の例外を除くとアメリカ国籍しか公務員になれないから、画像が正しいなら高市早苗さんはアメリカ二重国籍か経歴詐称?」と疑問を投げかけました。この投稿はSNS上で瞬く間に拡散され、高市氏の過去の経歴に対する注目が改めて高まっています。

ひろゆき氏が高市早苗氏の「米連邦議会立法調査官」経歴に疑問を呈した際の画像ひろゆき氏が高市早苗氏の「米連邦議会立法調査官」経歴に疑問を呈した際の画像

過去に浮上した「立法調査官」の肩書問題と高市氏の釈明

高市早苗氏の「米連邦議会立法調査官」という肩書は、著書の表紙にも記載されるなどして、過去にも何度かその真偽が問われてきました。特に2016年には著名ジャーナリストがこの点を指摘し、大きな話題となりました。当時、高市氏は、1987年から1989年にかけて米国の下院議員事務所で議員立法などの調査に従事した際の「コングレッショナル・フェロー(Congressional Fellow)」の「訳語」であると説明し、経歴詐称ではないことを否定しています。

現在の公式サイト記載と経緯の明確化

高市早苗氏の現在の公式サイトでは、この肩書について「米国連邦議会Congressional Fellow(金融・ビジネス)」と明記されています。これは、過去の議論を経て、より詳細かつ正確な表記に修正されたものと見られます。今回のひろゆき氏の疑問提起は、過去の経緯を改めて問い直し、公人としての透明性への要求を反映していると言えるでしょう。

結論

ひろゆき氏のXでの投稿により、高市早苗氏の過去の肩書「米連邦議会立法調査官」に対する疑問が再び浮上しました。これに対し、高市氏側は以前から「コングレッショナル・フェロー」の訳語であると説明しており、現在の公式サイトでもその詳細が記載されています。本件は、政治家の経歴に関する国民の関心の高さと、情報公開の重要性を改めて浮き彫りにする形となりました。


参考文献:

  • 西村博之氏 X (旧Twitter) 投稿 (2024年8月2日)
  • 高市早苗氏 公式サイト
  • 日刊スポーツ (ニュース記事)