歌手の浜崎あゆみが、17年ぶりとなる台湾での単独公演「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2025 A I am ayu -ep.Ⅱ-」を台北アリーナで成功させ、大きな話題を呼んでいます。1日と2日の2日間にわたり開催された台北公演には、合計約2万6千人の観客が詰めかけ、その変わらぬ人気とパフォーマンスでファンを熱狂させました。
台北限定の豪華衣装と変幻自在なステージング
2日目の公演では、浜崎あゆみは全身をゴールドに輝く女王のような衣装で登場し、観客を圧倒しました。インターネット上では、この衣装に台北公演限定の新たな装飾が加えられていたとのファンの声も上がり、その細部へのこだわりが注目されました。約3時間のステージで披露された衣装は実に8着に及び、楽曲ごとに変化する華やかな演出は、視覚的にもファンを魅了しました。
キャリアを凝縮した珠玉のセットリスト
今回の台北公演では、浜崎あゆみの音楽キャリアを振り返るような、彼女の歴史を物語るセットリストが組まれました。幕開けはアップテンポな「INSPIRE」と「Duty」で力強く始まり、続いて「M」、「Endless sorrow」、「talkin’ 2 myself」といった名曲の数々が披露されました。さらに、「Voyage」や「HEAVEN」など、多くのファンに愛される代表曲が次々と歌い上げられ、会場は感動に包まれました。
浜崎あゆみのアジアツアー台北公演で、特別なゴールドの女王衣装を身につけ熱唱する姿。
ファンとの絆を深めた感動のフィナーレ
アンコールでは「TAIPEI」と書かれた衣装に着替えて再登場し、ファンへの感謝を示しました。一度は「MY ALL」で公演を締めくくったものの、サプライズで再びステージに現れ、「Who…」を歌い上げると、会場は割れんばかりの歓声に包まれ、感動的な幕切れとなりました。公演翌日の3日朝には、帰国する浜崎あゆみを見送るため、多くのファンが桃園国際空港に集結。浜崎は黒を基調とした服装にピンクの帽子とスカーフ、黒のマスクとサングラスという姿で現れ、手を振ったり頭を下げたりしてファン一人ひとりとの交流を大切にする姿勢を見せ、ファンの喜びを一層深めました。
浜崎あゆみのアジアツアー台北公演は、17年という長いブランクを感じさせないほどの熱狂と成功を収め、その圧倒的な存在感を改めて世界に示したと言えるでしょう。
(王心妤、呉睿騏/編集:田中宏樹)