奈緒(30歳)は、高校1年生で福岡にて芸能活動を開始し、2015年に上京。2022年の『ファーストペンギン!』で地上波ゴールデン連続ドラマ初主演を果たして以来、主演作が途切れない人気と実力を兼ね備える女優です。この夏、第二次世界大戦終結80年の節目に、舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』で主演を務めます。彼女が「家族みんなの大黒柱でした」と語る“母”の存在が、今回のテーマへ深く向き合う原動力です。
舞台「WAR BRIDE」で重要な役どころを演じる女優奈緒さんの真摯な表情
『WAR BRIDE』が描く戦争花嫁の物語と作品への思い
舞台『WAR BRIDE』は、2022年放映のTBSドキュメンタリー映画祭上映作『War Bride 91歳の戦争花嫁』が原案です。本作の核となる「War Bride(戦争花嫁)」とは、第二次世界大戦後、日本に駐留した連合国軍兵士と結婚し、兵士の国へ渡った日本人女性のこと。奈緒さんは、プロデューサー川嶋龍太郎氏の伯母がモデルのヒロイン・桂子を演じます。愛と家族、そして戦争という普遍的テーマにこの作品で深く向き合い、観客にメッセージを届けたいと語っています。
奈緒、戦争への個人的な思いと向き合う覚悟
オファーを受け、原案映画を鑑賞した奈緒さん。祖父の戦争体験や、幼い頃に福岡・長崎の原爆資料館へ足を運んだ経験から、戦争を身近に感じてきました。「歳を重ねるにつれ、なぜ自分が生きていられるのかを紐解くため、深く向き合わねばならない」と語ります。今回の舞台は彼女の人生の大きなタイミングであり、家族というテーマも含むこの作品で、愛、家族、戦争の背景に真正面から向き合い、伝えられることに大きなやりがいを感じていると明かしました。
奈緒さんの凛とした強さと優しさを感じるアザーカット
戦後80年、平和と未来へ繋ぐメッセージ
舞台『WAR BRIDE』は、第二次世界大戦終結80年の歴史的節目に、観客へ歴史と平和の尊さを問いかけます。奈緒さんの真摯な演技が、観客の心に強く響くことでしょう。彼女の表現を通じ、過去から未来へ繋がる、力強い平和へのメッセージが届けられることを期待します。
Source: Yahoo!ニュース / 日刊SPA!