堀江貴文氏、マーク・ザッカーバーグ氏の「倫理観欠如」を厳しく指摘

実業家の堀江貴文氏(52)が自身のYouTubeチャンネル「ZATSUDAN×ホリエモン経営者会」に登場し、Meta(旧Facebook)のCEOマーク・ザッカーバーグ氏(41)の倫理観を厳しく指摘しました。堀江氏は、自身がディープフェイク詐欺広告に悪用されている現状に触れ、ザッカーバーグ氏が過去に開発したアプリ「Facemash」を例に挙げ、その「モラル欠如」を非難しました。

投資詐欺広告への悪用とディープフェイク問題

堀江氏は、自身の顔や声がディープフェイク技術によって偽造され、投資詐欺広告に利用されている深刻な被害状況を明らかにしました。特に、Metaグループが運営するFacebookやInstagramといった主要なソーシャルメディアプラットフォームでこれらの詐欺広告が横行していると指摘。共演した実業家の中島洋平氏との対談の中で、ザッカーバーグ氏の若き日を描いた映画「ソーシャルネットワーク」について触れました。

ザッカーバーグ氏の過去と「Facemash」

堀江氏は、マーク・ザッカーバーグ氏が大学時代に作成した「Facemash」アプリの本質を「アイビーリーグの女子学生を品定めする」ためのものだと断じ、「ふざけたヤツ」と強く批判しました。自身の倫理観と対比させ、「大学時代の自分なら、あんなふざけたアプリは絶対に作らない」と強調。この「Facemash」の事例を挙げ、ザッカーバーグ氏を「モラルが欠如している男」だと断言しました。

実業家として知られる堀江貴文氏が自身のYouTubeチャンネルで発言する様子実業家として知られる堀江貴文氏が自身のYouTubeチャンネルで発言する様子

創業者の個性と企業文化への影響

さらに堀江氏は、自身の経営者としての経験に基づき、企業文化は創業者の個性や哲学に大きく左右されるという持論を展開しました。「会社は何社も作ってきたが、創業者の個性にものすごく依拠する」と述べ、ザッカーバーグ氏の過去の行動と現在のMetaの問題(例: ディープフェイク詐欺広告の放置)を関連付けました。「創業者がふざけていると、やっぱりずっとふざけた会社であり続ける」と、その見解を強く表明しました。マーク・ザッカーバーグ氏は、米国のプログラマー、起業家であり、Facebook(現・Meta Platforms Inc.)の共同創業者・CEOとして世界的に知られています。

結論

堀江貴文氏がマーク・ザッカーバーグ氏の倫理観を厳しく批判した背景には、ディープフェイク詐欺広告による被害という切実な問題があります。この議論は、ソーシャルメディア企業が抱える責任の重さや、創業者の価値観が企業経営に与える影響の大きさを浮き彫りにしています。デジタル技術が進化する現代において、企業倫理とプラットフォームの健全な運用は、今後も社会全体で議論されるべき重要な課題となるでしょう。


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