8月10日放送のテレビ朝日系番組『見取り図じゃん』の企画「帯-1グランプリ」で、お笑いコンビ・エバースの佐々木隆史氏が、野球界のレジェンド、イチロー氏を「欲しがりません アノ人は。」という帯とともに紹介。佐々木氏は、世間がイチロー氏の真の偉大さをまだ十分に理解していないと熱弁しました。
テレビ朝日系『見取り図じゃん』に出演する見取り図のリリー氏と盛山氏。番組内でイチロー氏の偉大さについて語られた場面。
イチロー氏の輝かしいキャリアの再評価
佐々木氏は、まずイチロー氏の圧倒的な実績を再確認させました。日本球界では1994年から7年連続で首位打者を獲得し、その後メジャーリーグへ移籍。メジャー1年目の2001年には、首位打者、アメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)、新人王といった主要タイトルを総なめにしました。さらに、メジャーでも7度にわたる最多安打を記録するなど、日米で長年「安打製造機」として球界に君臨したその輝かしいキャリアと功績の偉大さを改めて強調しました。
「負け顔」を見せない伝説:松井秀喜氏との対談から
特に佐々木氏が力説したのは、イチロー氏が「絶対に負け顔を見せない」という点です。これを象徴するエピソードとして、同時期にメジャーリーグで活躍した松井秀喜氏とのYouTube対談が挙げられました。対談中、松井氏がイチロー氏が女子野球チームとの草野球で走塁ミスをしたことを軽い口調で指摘。通常なら戸惑う場面ですが、イチロー氏は即座に「違う、違う、違う。あれは違う。あれこそに走塁のヒントが隠れてる。あれこそ高校球児に見てほしい」と反論しました。自身のミスを認めつつも、それを分析し、学びの機会として肯定的に捉えるその姿勢は、「負け顔」を知らないイチロー氏の真髄を明確に示しています。
佐々木氏の熱弁は、イチロー氏の輝かしい実績に加え、その揺るぎない精神性と、あらゆる経験から学びを得る深い思考に光を当てました。このエピソードは、単なる野球選手としてだけでなく、人間としてのイチロー氏の真の偉大さを改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう。
参考文献:
https://news.yahoo.co.jp/articles/49f9ae9c4a70fb3257f5c794072a2849d959a620